博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
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曖昧な基準
土曜日函館メインのロリンザーユーザーの馬券を持っていた人にしてみたら、宝塚記念やオークスを見たら『何故ロリンザーはアウトなの?』と思いたくなるだろうなと容易に推測が付く。

競馬における走行妨害の話は、確かに被害の程度を比べるのは難しく単純に相対的な比較する訳にはいかないのは承知しているが、パトロールVTRを見る限り、ロリンザーユーザーが犯した妨害程度がアウト=降着、と判断されるならば、オークスのトールポピーや宝塚記念のアサクサキングスも同じ処置が取られてもおかしくない様に見える。少なくても素人の私には2つのケースの差異が全くと言って良いほど分からないのである。いや、むしろ私の眼には、ロリンザーユーザーが騎手への制裁のみで、トールポピーやアサクサキングスが降着(アサクサの場合は対象馬が上位なので降着にはならないが)対象となるようにさえ見えてくる。

走行妨害に対するペナルティが馬券購入者に関係しないのであれば、どうぞ主催者が勝手に処分していただき、不満があれば身内同士で十分納得出来るまで話し合って頂ければそれで構わないのであるが、現行の制度は馬券購入者までもが巻き添えを食う形でまともに被害を受ける訳で、それならば馬券購入者のその多くが、降着および失格の基準を明白に理解出来る様にしなければこの制度は意味を成さない。当事者のみに通る理屈の正当性よりも、トールポピーの処分判断の妥当性とロリンザーユーザーの妥当性が同一であると馬券購入者が思えるかどうか、競馬が客商売であり尚且つ馬券購入者には一切落ち度の無いミスが起きた場合にその責任を負ってもらわなければならないという理不尽なお願いをするならば、まず最初に問われなくちゃならないのはこの正当性の妥当さにある。

それでもJRAサイドが、素人にそんな事を理解してもらうは無理な要求で、説明も難しいと考えるならば、単純に現行の降着制度を止めればいいだけの話であり同種の問題が起きた際には、馬券購入者に対して競艇におけるフライングでの返還的処分を施せばいいのだ。それが出来ぬというならば、明確な基準を指し示し、馬券購入者に不平等感を与えぬような不断の努力をするべきである。

現在のシステムでは降着・失格の判断基準があまりにも各競馬場の裁決委員の恣意性に委ねられすぎており、しかもその基準が不明確であり、更に処分の仕方も一貫性を欠いている現在の中央競馬界の応対を見ていると、彼らが公正競馬云々などと言うのは、ちゃんちゃらおかしく全くその言葉に説得力はない。説得したければ態度で示すのが世の常だが今のJRAがそうした努力をちゃんとしているとは到底思えないのである。

…などと私の様な素人が考えたトコロでJRAの考えや降着・失格基準が明確になる事など100%有り得ないので、馬券購入者として自己防衛するならば神様に祈るか競馬を止めるかしかない。まぁ私の場合今さら競馬を止められる訳もないので、審議のランプが点いたらただただ競馬の神様に祈るしかないのである。往々にして私の場合、失格降着で損した記憶しかないからね…
12:02 競馬 comments(7) trackbacks(0)
宝塚記念 見解
<日曜 阪神 10R 宝塚記念 芝2200M>

◎ ドリームパスポート

阪神は雨模様。まぁこの時期にパンパンの良馬場で行われる事の方が稀有なケース。天候不良と馬場悪化は宝塚記念予想の際にはデフォルトに近い。

その辺の馬場の問題も関係しているのかもしれないが、馬場改装前から改装後も一貫して、宝塚記念は道中のラップが平均的に推移するレースになる。上がり勝負の切れ味合戦にはならず、中間のペースが弛みにくい形になりやすい。連対馬の種牡馬傾向を見ても、ダートと芝兼用の種牡馬だったり、府中や京都で行われる根幹距離のG1ではイマイチのタイプが台頭したりと、面白い傾向が透けて見えてくる。過去の成績を見ていくと、G1では好走しているがなかなか勝てない実績馬がこのレースで初めてG1を勝ったと言うパターンを散見するが、正にこれなんかはレースの特徴を良く表している傾向だ。

◎ドリームパスポートは昨年末馬主と管理調教師の間で問題が起きその結果転厩してからと言うもの凡走を繰り返しているが、陣営としても特に前走は準備段階で厩舎サイドのミスもあったし、転厩当初に陣営に流れていたやや強気な空気も変わり、虚心坦懐に意見を聞きながら様々な手を打って来ている話を漏れ聞く。今回は鞍上も替り、リセットの状況は整ったとみたい。

元々血統的傾向もこの馬には合致しているし距離的、馬場的な不安も少ない。怖いのはゲートと道中の位置取りだけだが、まぁみんなそこに不安を感じているから人気も低い訳でリスクは覚悟してこの馬から入る事にしてみた。重馬場で行われるG1は意外と大波乱は起きなくて、しかも2着までは順当決着と言える事も多いので、今回に限っては総流しよりも買い目を絞ってみたい。
11:39 競馬 comments(19) trackbacks(0)
土曜日の競馬から  
<土曜 函館 11R 竜飛崎特別 ダート1700M>

◎ヒシアスペン

叩いて次がベストなのは百も承知だが、それでは人気になってしまうのでここで買うしかあるまい。函館ダート1700Mは3戦3勝。しかもそのレース何れも指数高し。相手本線はダート1700Mでの指数高いロリンザーユーザーを。

<土曜 福島 11R 安達太良ステークス ダート1700M>

◎タガノエスペランサ

指数の高い馬、降級してきた実績上位の馬、最近調子のいい馬とメンバーは揃ったがその何れもが先行脚質の馬に集中している。福島ダート1700Mで差し馬を軸にするのは無理筋だと思うが、先行馬通しの捲り合い激化を期待して本命をタガノエスペランサにしてみた。中団差し馬脚質馬でこの条件で最も指数の高い馬。準オープンクラスでは頭打ちの感じがしないでもないが、田中勝春騎手の思い切った騎乗に期待したい。

<土曜 阪神10R 安芸ステークス ダート1200M>

◎トップディアマンテ

ここは船橋時代からずっと追いかけているこの馬から。人気だと思うので余計な説明は要らないと思うが鞍上も追える小牧騎手になったのも吉。単で狙ってみたい。穴なら休み明けだがローレルウェルシュ。指数は断然、上手く競りこまれずにハナを切れればそのまま粘り込みも可能かなと。
05:35 競馬 comments(0) trackbacks(0)
土曜日の競馬から  チェック馬確認
2008年 6月28日 【出走馬一覧】 チェック馬
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函館3 12 仁山別0500 芝1200 ヴィヴァチッシモ 牝4 青木芳之55.0 (美)藤沢和雄
阪神3 10 安芸ス1600 ダ1200 $トップディアマンテ牡5 小牧太57.0 (栗)松永幹夫
阪神3 11 京橋別1000 芝2000 テンシノゴールド 牡5 小牧太57.0 (栗)橋口弘次
函館3 12 仁山別0500 芝1200 ミサトマーブル 牡3 丸田恭介54.0 (美)谷原義明
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函館の最終レースに出てくるヴィヴァチッシモは差し馬なんだが一瞬の脚しか使えない難しい馬だ。過去のレースでは名手を背にして人気になり大敗を繰り返している。まぁ展開もそうだが道中の位置取りそしてコース形態など注文の多い馬なので、流石の名手でも乗り方が難しいのだろう。今回の鞍上は字面だけ言ったら相当に名前負けしそうな青木騎手。ただ青木騎手は調教からこの馬に乗っているだけに実はこの馬の事を一番分かっているかもしれない可能性を秘めている。実際福島でも連に絡んでいるしね。鞍上が鞍上だけに人気は落とすであろう今回、狙うならここだろう。

同じレースには、もう一頭の注目馬ミサトマーブルも出てくる。こちらの馬も差し馬で、しかもヴィヴァチッシモ以上に不器用な差し馬で馬券対象にはなかなかなってくれないんだが、前走、前々走と上がりの脚色が鋭さを増してきた。展開などに注文付くのは言うまでも無いが、嵌ればごぼう抜きという事もあるかと。土曜日は馬券的にはこの函館12Rに大きく勝負を賭けたいトコロだ。
04:01 競馬 comments(0) trackbacks(0)
宝塚記念 展望・・・など
今日の報知新聞を漸く先程読んだのだが、競輪の大ベテラン滝澤が引退と知り感慨深い。学生時代から競輪を親しんでいたものとしては全盛期の滝沢の走りを地元千葉や松戸の競輪場でよく見ていただけに、晩年の姿を見るに一抹の寂しさを感じざるを得ないが、よくぞここまで走り抜いたと頭が下がる思いだ。松本整のような悲しい引き際でもなく、吉岡の様な決意の引退とも違う、無事是名馬的な蝋燭が燃え尽きて静かに消えていくような滝澤の引退の様は、ある意味競技者としては理想かも知れない。

さて報知新聞の裏一面は宝塚記念の記事だったが、紙面にはメイショウサムソン陣営の強気というか負けられないという悲壮な気持ちがコメントに乗り移る、ななかなか刺激的な文言が並んでいた。今週のグリーンチャンネルで放送している重賞メモリアルでは過去の宝塚記念を放送しているが勝ち馬は何れも力強い勝ち方を見せており、有馬記念とは違い、実績馬がその通りに走るレースである印象を強く受ける。実際2000年以降阪神競馬場の芝2200Mで行われた宝塚記念の勝ち馬は、その全てがそこに至るまでG1連対実績のある馬ばかりだ。

今年で該当馬を探せばアサクサキングス、アルナスライン、ドリームパスポート、メイショウサムソンの4頭しかいない。データ上は軸馬はこの4頭から取るのが賢明の様だろう。2003年などは正にこの条件に合致する3頭が上位を独占したにもかかわらず枠連、馬連、馬単、三連複の全てが万馬券になった事もあるし、意外とG1好走馬が近走順調馬の陰に隠れて人気の盲点になるのが宝塚記念でオッズ的な波乱が起きる際の傾向の一つでもある。今年の場合、上記の4頭は人気を大幅に落とすことは無さそうで2003年の再現はなさそうだけれども、中ではドリームパスポートは見直したい馬である。この中間、栗東時代に管理していた松田調教師と稲葉厩舎の陣営の人が接触したらしいが騎手も替え、中間の仕上げ方も変えてきて、そろそろ一発があってもおかしくないかもしれない。ただ2000年以降、阪神で行われる宝塚記念では父方サンデーサイレンス系の産駒は2着4回、3着3回と、何故か勝てないでいるのが引っ掛かる。まぁとは言いながら2着にはちゃんと来ているんだから、このレース条件が全く合わないわけでもなかろう。今春世界中で巻き起こったフジキセキ旋風が最後の最後で日本で吹き荒れる!みたいな事も満更なくはないかと。その辺を考慮に入れながら馬券の予想を組み立てないなと思っている。

因みに今日の報知新聞ではプロ野球の前コミッショナーである根来氏の回顧録が載っているがこれがなかなか示唆に富んでいて面白かった。昨日の誌面でも載っていたが、改めて氏の見解を知って、今まで巷間聞き及んでいた氏の考えとは違っていて驚いている。正直に言うと結構惜しい人材を失ったのかな?という気がしないでもない。結構良い事言っているのよね。当方はイメージで勝手に讀賣新聞の犬かなと思っていたんだが、どうも違ったようだ。まぁ詳細を見ていくと私とはいろいろと考えが合わない部分もあるんだが氏が目指そうとしていた盲目的な戦力均衡主義よりも優先すべきは球団毎の資本力差を埋める努力を!という方向性は悪くないしねぇ。そしてプロ野球機構の問題点も鋭く指摘しているしなかなかの方だなと。

実言えばぶっちゃけると今度のコミッショナーは、過去の言動や経歴を見るにそれこそ讀賣というか渡辺恒雄の犬っぽいんだよなぁ・・・申し送りとかちゃんと出来ているのかなぁ、心配だねぇ。ただ氏もこれだけの深い見識を持っているなら積極的に自ら言葉を世間に向けて発信する努力をして欲しかったなと言う気がしないでもない。そうすりゃ世間のイメージももうチョイ改善されただろうに。まぁとは言え、氏の考えを積極的に知ろうとしなかった私自身の不勉強さもこれを機会に改めて反省したい。まぁ新コミッショナーも讀賣の傀儡だと決め付けずに最初はフラットに見なくちゃいけないねぇ。
03:47 競馬 comments(2) trackbacks(2)
帝王賞 展望
<水曜 大井 11R 帝王賞 ダート2000M>


◎ 06 ボンネビルレコード
〇 04 チャンストウライ
▲ 02 オフィサー
注 11 ルースリンド
△ 09 マルヨフェニックス


的場騎手が乗る時はずっと軸馬にしてきたボンネビルレコード。ここまでメンバーも手薄になり、しかも的場騎手が乗ってくるなら黙って買い。問題は相手探しと言うよりも、フリオーソがさすがに外厩で坂路でしか追っていない現状ではオッズを考えても軽視してもいいんじゃないかなと。馬券的にはボンネビルレコードから馬単でフリオーソを除いた上での総流しでいいかな。何か変なのが2着に引っ掛かってくれれば儲けモノ。その儲けモノ筆頭はオフィサーと見ている。意外と指数が高いのとどうも今回逃げの一手に出そうな気配濃厚。引いた枠も良いし、人気薄のに粘りは穴馬狙いの鉄則。あわよくばの頭付けの裏返しも買って夢を見たい。因みに対抗本線はここまでメンバーが落ちれば近走安定しているチャンストウライの粘りこみがあってもいいかなと。

結果 2着 ハズレ
しかしフリオーソ、強かったなぁ。ただただ脱帽であります。中間不安があったというインサイド情報を鵜呑みにした俺が馬鹿だったのか・・・というか、普段調教なんか気にしないのにそんなことを考えるから馬券を外すんだな。いつもいつも反省ばかりですな
03:08 競馬 comments(4) trackbacks(0)
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