博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
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土曜日の競馬から 重賞展望
<土曜 中京11R 金鯱賞 芝2000M>

◎ヴィクトリー
○カネトシツヨシオー

先週の中京芝コースは開幕週と言う事もあり超高速馬場で行われたが今日の中京は雨模様。午後1時段階ではまだ良馬場であるが、先週の様な超高速馬場にはならなさそうな感じだ。レースVやタイムを見るに稍重に近い良馬場みたいな案配で推移しそうだ。

さて早速メンバーを見渡すが、限り無くG1に近いメンツが集まり気分も高揚してくる。予想的には毎年金鯱賞はハンプトンの血を持つ馬を買っている簡単に決めているレースなのだが、今年は残念ながら該当する馬がおらず少し悩みトコロだ。そこで今年は例年とは違う血筋に着目したい。

ただ完全な重馬場なら思い切っての振り回しや決め打ちも可能なんだが、雨は降っているが馬場発表は良馬場と言う一番判断が難しい状況。こうした時は普通に考えると内埒走る先行馬らに中団から脚を伸ばす差し馬が突っ込むて言う組み合せでの決着が目立つが、何が差し込んで来るかは展開や馬群の捌け方次第と言う事もあり私の予想力では拾い上げるのが難しそう。そこで先行しそうで、中京芝2000Mを得意としている血を持つ馬に着目。母父トニービンの血を持つヴィクトリーとカネトシツヨシオーが内枠引いて面白そうだし鞍上も魅力的だ。ここに中京芝2000Mでは回収率高いキングヘイロー産駒のカワカミプリンセスやどさくさ紛れに滅法強い重得意のネヴァーベンドの血を持つアサカディヒィート辺りも拾いつつ少々点数広げてもいいから万馬券狙いで買い目を取りたい。

13:09 競馬 comments(2) trackbacks(0)
ダービーウィーク その4
先週のオークスであった一件は、結局審議なんて恣意的に結構適当にやってんだなと言うのが分かったのは何よりだったが、JRAがやたらと拘る公正競馬なんて言うものの正体なんかフタを開ければこの程度のもんである。まぁ裁決委員の権威も信憑性も所詮はプロレスのレフェリーとそんなに変わらないもんだと一人で納得している次第だが、いやいや、よくよく考えたら信頼度はプロレスのレフェリーの方が上だな。ノアの西永レフェリー以上の信頼性をJRAの裁決委員には感じないからなぁ(笑)

まぁそもそも論で言うなら降着制度そのものについても私は懐疑的かだが、そうした話は他に任せるとして個人的には馬場発表を美浦や栗東トレセンの一部コースでやっている様にテネプロメーター?だっけか、まぁとにかく恣意的に馬場造園課の思惑で決めちゃう現行のシステムからキチッとした数値での発表に切り替えて貰えたらなと思う。まぁ現行システム維持してただ数値だけ教えてくれてもいいんだけどね。と言いますか、実は今の段階でもレース終了時毎にペネトロメーターを使い測定しており、その数値を馬場造園課は把握しているのよね、確か。ローラー掛けにしろ、水撒きにしろ、芝の草丈調整にしろ、別にやるなと言っているのではなく、やった事を教えてくれと言ってるだけなんだが、JRAサイドは、なかなか情報公開をしようという気はないようである。

まぁ解決せぬ愚痴はこの位にしてダービーの事を考えよう。いよいよ枠順が発表されたが皐月賞馬が出て来ないダービーと言うのも久し振りの感じがする。手元にTARGET frontier JVがないので、皐月賞馬がいない時のダービーがどれ位あっと、そうした時にどのような馬が来るのか傾向が掴めないが、基本的に皐月賞出走組か未出走組か、どちらを上位に取るかと言うオークスの時と似た選択(と言うか、いつの時でもダービーやオークスではほぼ同じ選択肢が用意されているが)になるが、皐月賞馬の不在がこの選択を更に難しくさせる。データ重視派は過去に同様の事があったかどうかを調べ、そこから引用してくるのも手だろう。私は繰り返しになるが最重視するのは当日の馬場状態。各馬の力が横一線と思われるだけに馬券的には当日の馬場状態に合う種牡馬産駒を如何に見つけられるか、そこに賭けてみたい。

因みに完全に重馬場状態になった時の東京競馬場芝コースでは、サドラーズウェルズ系、ヌレイエフ系、ノーザンテースト系、グレイソブリン系、ウッドマン系の大駆けが目立っている。参考までにヌレイエフ系を除いた系統は競馬場の如何に関わらず芝の重馬場に強い血なので覚えておいて損はないかも。まぁ明日、相当量の雨が振り当日朝まで残ったりしたら、かなりの確率で上にあげた系統を父もしくは母父に持つ馬を軸として考えたいトコロだ。明日も一日通しで店なのでグリーンチャンネルでキチッとレースを見て馬場傾向を掴んでおきたいなと思っている。
22:53 競馬 comments(1) trackbacks(0)
ダービーウィーク その3
どうも週間天気予報を見る限り日曜日は晴れそうだが前日までは雨が降ったり止んだりしそうな案配である。まぁ最近の天気予報は私の馬券予想並に当たらないので現時点の週末予報にどの程度の信憑性があるかどうかは分からぬが、概況図なんかを見るに(実は私、学生時代に天気クラブに在籍していたりする)土日とも雲一つない快晴!と言うのだけはなさそうな気がする。
そこで気になるのが当日の馬場状態。先週のオークス予想時にも触れたが、JRAはG1の開催日は馬券の売上を考慮して出来うる限り重馬場発表を避ける傾向にある。私のいい加減な経験則で申し訳ないが当日の午後1時までに雨が上がれば実際に馬場が乾いていようがいまいが、ほぼ100%に近い確率で稍重馬場発表になると見ていいだろう。もしも天気予報通りならほぼ間違いなく良馬場発表だと思われる。まぁ繰り返しになるが当日の公式発表される馬場状態は稍重もしくは良馬場になるだろうが、基本的に今年のダービーは重馬場前提で予想を組み立てたいなと思っている。

私はこうした実際は重馬場なのにJRAの“都合”により稍重もしくは良馬場発表されたんじゃないかと推測される時を競馬データ解析ソフトのターゲットに記録しているが、こうした時に良く連対する種牡馬を最も重視しながら今年のダービーは考えたい。
17:09 競馬 comments(12) trackbacks(0)
さきたま杯 展望
<水曜 浦和10R さきたま杯 ダート1400M>

◎プライドキム

浦和競馬は只今薄暮競馬を開催中でこのレースもスタート時刻は17時45分。17時上がりの人でもギリギリ間に合うかな?という微妙な時間であるが、少しでも馬券を売ろうという南関東競馬界の方々の努力には敬意を表したい。しかし浦和かぁ、暫く行っていないねぇ。まだ競馬場の真ん中に流れているあのドブ川は健在なのかな?

さてダービー週ではあるけれども今週は浦和で交流重賞が組まれている。地方競馬のダービーは来週集中して行われるが出来る限り予想は当ブログに上げてみたい。因みにスケジュールは以下の通りとなっている。多分SPAT4で全レース買えるんじゃないかな?違っていたらゴメンナサイ。

【ダービーWeek日程】
6月1日(日) 九州ダービー栄城賞(佐賀・ダート2000m)
6月2日(月) 岩手ダービーダイヤモンドC(盛岡・ダート2000m)
6月3日(火) 北海優駿(旭川・ダート1600m)
6月4日(水) 東京ダービー(南関東G1、大井・ダート2000m)
6月5日(木) 兵庫ダービー(園田・ダート1870m)
6月6日(金) 東海ダービー(名古屋・ダート1900m)

さて話は本題に戻してさきたま杯の予想を。前走、交流重賞に出てきて初めてダートを使い快勝したコンゴウリキシオー。馬券的には一番飛ぶパターンだろうなと思っていたら、着差以上の強さで正直ビックリである。陣営もあの快勝劇に気を良くしたのか、安田記念をパスして再びダートを使ってきた。先行脚質の馬だけに小回り特殊コースの浦和競馬場でも大怪我はしないと思うが人気を考えても(多分圧倒的1番人気だろうし)ここから入るのは面白くないので、少々捻ってみたい。

で、本命は◎プライドキム。まぁこちらも人気かな。前走は思わぬ大敗を喫したが陣営も少し触れていたようにあの日の大井競馬場の馬場に合わなかった感じ。またここ2走に関して言えば少々鞍上との手が合わなかった不運も有り。今回は川島厩舎も勝負を賭けてきて、鞍上に戸崎騎手を配してきた。陣営の意欲を買い、ここは単で勝負を!
09:34 競馬 comments(0) trackbacks(1)
ダービーウィーク その2
馬券的に殆ど良い記憶がないダービー。東京ダービーは結構相性いいんだけどなぁ。因みに今年の東京ダービーは遂に的場文騎手が初のダービージョッキーになれそうな気配が漂っており、歴史的な東京ダービーになりそうな気がしている。是非ともその瞬間を確かめに大井競馬場に行きたいトコロだが、都合付きそうになくて…せめて生でテレビを見れたらなぁと淡い期待をしているんだが…、

さて日本ダービーである。あの中野コールが発生したダービーを起点にして中央競馬の景色は様変わりした。私らの世代が中野コール以前と以後を知るギリギリ最後の世代になるかと思うが、単枠指定制度があった事もフルゲートが20頭以上だった事も今となっては歴史の中の1ページであり、追憶の中のダービーは鮮明に記憶しているのに最近のダービーが思い出せなくなっているのは単純に自分が歳を食ったからに過ぎない。思い出は極端に美化されるもの、レースのクオリティは今の方が断然上の筈なのに何故か追憶の中のダービーが鮮烈で強烈に記憶されている摩訶不思議。まぁ人間の心持ちなんて実にいい加減なものだ。

そんないい加減な私の一番強烈な思い出として残っているのダービーはウィナーズサークルが勝った年のダービーになる。それは何故か?理由は簡単、馬券が当たったからだ(笑)まぁ今にして思えば枠連バンザイ!と言う結果であるんだが生まれて初めて当たったダービー馬だけに記憶に残っているのは当たり前だわね。当時は馬連すら無かった時代だけどなかなか馬券は当たらなかったんだから、これだけ多種類の馬券がある今の時代に当てる方が間違っている(苦笑)


とは言え、ただそれだけのみの理由でその年のダービーが記憶に残っているのでもなかったりする。実はその年に亡くなった伯父が競馬好きでダービー前に病院にお見舞いに行った時、ウィナーズサークルを激賞していてそれもあって私もこの馬を買ったので尚更強烈に記憶しているのだ。

今もハッキリと覚えているのは、帰り際に競馬雑誌を見ながら『来年のダービー馬は何かな?』と楽しそうに2歳馬(当時の言い方だと3歳馬になるか)カラーグラビアを見ていた伯父の姿。夕陽が差し込む病室のベッドの上で、痩せた身体を丸めながら私が差し入れした競馬雑誌を見ていた伯父の姿は今もなお鮮明に覚えている。伯父はそのグラビアに乗っていた馬達がダービーに出る前に夭逝したが、毎年ダービー前のこの時期になると、あの伯父の姿を思い出す。多趣味だった伯父が病に伏してから唯一継続していたのが競馬であり、後でご遺族の方がおっしゃっていたが亡くなる寸前まで競馬だけは見続けていたそうだ。

『競馬には四季がある、競馬を追いかけて行くと時間が経つのが早いんだよ、この疾走感!生きている実感があるんだよねぇ』

亡くなる前に伯父と交わした最後の言葉を思い出す。競馬の祭典日本ダービー。人それぞれの想いを乗せ競馬の四季が移ろいで行く。競馬の四季を締めくくる駿馬は一体何になるのだろうか?部屋中一杯に差し込む夕陽に包まれた中で微笑む伯父が私に言う

『考えたって分かるかよ、人間の事だって分からないのにさ!』

追憶の中の伯父は元気そうで何よりだ。第75回日本ダービー、今週末の日曜日東京競馬場にて、その瞬間を待つ。
23:15 競馬 comments(0) trackbacks(1)
ダービーウィーク その1 コラム再掲
今週はいよいよダービーだ。普段競馬をやらない人でもダービーと有馬記念だけは買うという人もいるくらい、とにかく国民的行事なのがダービーである。今週は、自分の気分を盛り上げる意味を込めていろいろとダービに纏わる話を書いて行きたいと思うが、以前さるさる日記時代に書いた話なのだが結構気に入っているエピソードなので今一度再掲したい。

名馬シンザンの主戦騎手であった栗田勝は、天才と呼ばれるに相応しい物凄い騎手であったという。栗田の師匠であった名伯楽武田文吾師は、あのシンザン乗り替わり事件を経た後でも当時天才騎手の名を欲しいままにした怪我をする前の福永洋一と栗田を比較し、栗田の腕を高く評価していたという。そんな栗田の天才振りを表すエピソードをひとつ紹介したい。元関西テレビのアナウンサー杉本清氏の述懐によると、ある日検量室でその日のメインで行われる重賞レースについて話が及んだ。杉本氏は、栗田が乗る馬について見解を求められ、氏は調教を見て調子が抜群に良さそうだという事で、栗田騎手の乗る馬と人気を分けていたもう一頭の有力馬が勝つかもと語ると、栗田はにやりと笑って氏にこういったという。

「杉本君甘いな、俺の馬がその馬をゴール前でクビ差交わすよ。しかもレコードタイムでね」

そしてレース、栗田の言う通り杉本氏が言った逃げていたもう一頭の有力馬を栗田の馬が最後の直線で急追し、そのまま差し切った、しかも予告どおりにクビ差で。そして勝ち時計は、見事栗田の予言通りのレコードタイム、しかもレース前に杉本氏に伝えたタイム通り寸分違わぬ時間で決着した。

そんな栗田の逸話で私が最も心に残っているのがヒカルイマイが勝ったダービーの話だ。この年のダービーは今も伝説となって語り継がれている最後方一気に28頭ごぼう抜きという凄まじいレースであった。末脚切れるのが持ち味だったヒカルイマイの鞍上は、当時まだ23歳の俊英田島良騎手。その年のダービーは、28頭立てという状況であり直線向いて後方付近に位置するのは若い田島騎手には恐くて仕方なかった。レース前には調教師からも馬主からも末脚に賭けろとは言われていたが、いざレースが始まると今にも前が塞がり壁になりそうな状況が続き、脚を余らせて負けてはいけないと田島騎手は悩みに悩む。しかも東京競馬場での騎乗回数も殆ど無かった田島騎手は、早仕掛けはダメだ!と頭では分っていても、置かれた状況の苦しさに負けてしまい、4角手前の段階でステッキを握り締め追い出しをかけようとした。その時だ、力足らずヒカルイマイのすぐ傍でもがいていた馬に乗っていた田島の兄弟子である栗田勝が誰に聞こえるでもなくこう呟いた。

『府中の直線は長い、まだ追うな』

コダマとシンザンでダービーを制した栗田の声を聞き、ステッキを再度持ち直し、今一度脚を溜める事に専念した田島騎手。残り400Mを切り、栗田の乗る馬が馬群に沈む中、再び栗田は大きな独り言を呟いた。

『今だ!』

その声に反応した田島は、ステッキを強く握り締め、ヒカルイマイを叩き出す。すると追い出したヒカルイマイは一気に弾け、大外から全馬をごぼう抜きにして、遂にダービーを勝ち取った。レース後、興奮した田島騎手はこう叫んだという「俺はダービーに乗ったんじゃない、ヒカルイマイに乗ったんだ!」と。興奮し喜ぶ田島の姿を見て、栗田はほんの少しだけ微笑んで、誰にも気付かれずにその場を立ち去ったという。


ヒカルイマイのダービーから30数年の月日が流れ、田島騎手は調教師に、そして天才栗田勝はその生涯において、馬の次にこよなく愛した酒と共に早くに夭逝し、今はもう、いない。第75回日本ダービーは、今週末の日曜日、東京競馬場で行われる。激しき勝負の果て、そしてドラマは紡がれる。
03:02 競馬 comments(2) trackbacks(0)
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