博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
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ブリーダーズゴールドジュニアカップ終る
今年の道営競馬の日程が発表になった時、密かな楽しみだったのが昨日行われたブリーダーズゴールドジュニアカップという新設の2歳重賞戦であった。日程的に丁度札幌2歳ステークスの前哨戦になりそうな感じだし、道営栄冠賞に間に合わなかった素質馬、有力馬のステップレースとして今後馬券作戦上、きわめて重要なレースになりそうな気配が濃厚だと思ったからである。

ただ残念ながら今年の第1回は全国的に猛威を振るった馬インフルエンザの影響を受けて道営競馬もいろいろと大変な憂き目に合わされたが、取り合えず出走予定馬が殆ど出てきて無事開催されたのは何よりだった。だだ今回結果的に回避した形になった一頭のエックスダンスは、今シーズンの道営2歳馬のトップホースであるのは忘れずにいたいトコ。今後出てくれば無条件で注目だ。

さて当日のレースであるが、私の本命は言うまでもなく栄冠賞勝ち馬であるマサノミネルバだった。当日は何故か人気を落としていて終始5、6番人気で絶好の単複狙い目になっていたが、このマサノミネルバが実績以上に人気を落としているのも分からないでもない話である。と言うのもこの馬、かなり気性も荒く、そしてそうした馬特有のゲート難があるからだ。事実、リリーカップでも大きく出遅れて、能力的には勝ち負け必至のはずが5着に敗れており、ファンから信頼をなくしているようである。実際、昨日のレースでも意識的に抑えたのかもしれないがスタートはあまり良くなく、中団後方に位置する競馬。向正面で仕掛けて四角から一気の捲り競馬をしてみせたが、無理が祟ったのか伸び切れず3着に敗れた。

まぁ馬券的には単は逃したが複勝で420円という意外な高配当をせしめられたのでヨシとしたいが、この出脚の遅さは今後を考えると、特に中央競馬に出た場合は、やや致命傷になりかねない。出てくれば買いたい馬なんだけどもその辺は頭の片隅に入れておきたい部分だ。

レースを勝ったのはジェイドファスト。お盆の時期に旭川で行われたアグネスデジタル賞を快勝した馬だけにこの結果は驚く話ではないが、今回は人気を背負っていたディラクエが早仕掛けに出て、その結果周囲の馬がそれに釣られて動いたために、中団にいて最後に動いたジェイドファストが漁夫の利を得た感がしないでもない。因みに上位5着は以下の通りになっている。

1着 ジェイドファスト
2着 ナチュラルプラス
3着 マサノミネルバ
4着 ボク
5着 ガッツマンテン

結果的には2着に13番人気のナチュラルプラスが突っ込んできたので三連単では100万円を超えるスーパー万馬券になっていた。ナチュラルプラスはデビュー時から見ているが、よもやこの面子に入って大駆けするとは思わなかったなぁ。正直見栄えのする走りをしていなかったしねぇ。まぁそんな見方しか出来ないから100万馬券を取る事が出来ないんだろうが。このレースでは他に圧倒的1番人気を背負い早めに仕掛けて惨敗したディラクエ、そしてその流れの巻き添えを食らった逃げ馬ブライトフェース、終始ぎこちないレースになってしまったビービーライナー、この3頭もチェックしておきたいなと思っている。さてこのレースが栄冠賞同様、馬券的に重要なポジションになるのかどうか。それは今後の動向をつぶさに見ていくことで確かめていきたい所である。
13:59 競馬 comments(16) trackbacks(0)
懐疑に懐疑
環境問題を論じる事が難しいのはデータの取りようで幾らでも状況判断が変わってしまうからだ。世間では昨今環境関連本が結構売れているが、皮肉にも一番売れているのは地球温暖化懐疑説の本であるというのも面白い。環境問題を大雑把にロングスパンで考えるのならば、今の我々がこなしているライフスタイルが良くないのは、細かなデータを元にしなくても自明である。しかしながら懐疑本が売れるのは何故か?それは我々の社会が抱えている漠然とした恐怖感や不安を解消してくれるからであり、ライフスタイルだけでなく今の社会構造を含めた現体制を維持しても大丈夫だよ(言い換えれば大幅な変更や改定をしなくても良い)という意味合いが濃いからであろうと思われる。

繰り返すが科学に100%というデータはない。有害性や危険性を100%実証するものもなければ予知できるものなどはない。しかもこと環境問題に至っては、その答えが即決に出る分野でもない。いまだ未解明の話も多いのが実情だ。そうなれば、そこで取るべきスタンスは二つに一つになる。「今、我々が置かれている実情は俯瞰では良く分からないし、100%そうなる可能性もないんだから今まで通りで大丈夫」となるか「今、我々が置かれている実情は俯瞰では良く分からないし、100%そうなる可能性はないけども、同時にならない可能性も100%は保証出来ないのだから、それを考えておこう」この選択肢が用意される。言うまでもなく取り易い選択肢は最初にあげたものであり、この考えを補強するのが一連の環境問題懐疑本の本質である。

危機管理は最悪の事態を想定して考えろというのが本質であるならば、環境問題を危機管理の一つ(社会保障におけるリスクの共同管理という考え方を取れば)と考えるのならば後者の選択肢を取らなければならないのは、予防として至極当然な考え方だろう。

「巷間言われている、騒がれている環境問題の数々は、実は狂信的な科学者がデータを勝手に切り刻んだり、時には改竄、捏造してるだけであり、本当はそうした事は何ら科学的には100%実証されていない。環境問題の本当の所は一部の科学者が自分の大学や研究の為に利益誘導をしている、もしくは社会的名声を欲しているからに過ぎない」という懐疑本の主張がこうして多くの大衆に受け入れられるのは読み手に強力な自己肯定が働くからに他ならない。懐疑本に沿っていれば、今までの生活をしていても地球温暖化は起きないし、リサイクルなんかしなくてもいいし、別に残留農薬なんか気にしなくてもいいんだからとなる訳で、これ以上無い安心を得られるからだ。しかもそれを科学者がしてくれるのだから、これはありがたい話である。懐疑本ブームの本質は自己免罪にある、というのが私の見立てだ。

面白いなと思うのは、私が良く用いる犯罪学のジャンルで現在巷間言われている体感治安を元にした治安強化策を否定している人の中にこの環境問題懐疑論を支持している人が多い事だ。犯罪学のデータと環境問題に置けるデータの質は180度違うと言っても差支えないんだが、こういう結論になるのが興味深い。データは魔物だという事なのかもしれないが。因みに私は環境問題懐疑論に懐疑的である(笑)「分からないから、別にいいじゃん」つーのは、ある意味無責任の極まりでありアカデミズムの基本がなっていない。しかしそんな話の前にだ、そもそも専門分野の学者でも無いお方が学会での時系列的な流れや議論の蓄積も無視してまるでトンデモ本に近いような内容の言説でケチつけているつーのがそもそもどうかと思えるしねぇ。
00:30 一般 comments(1) trackbacks(2)
ドルジへのバラッド
朝青龍の問題が起きて一番喜んでいるのはテレビのワイドショーと週刊誌だそうだが、事の本質はずれたまま稀代の悪役をこしらえて、この騒ぎは収束しそうだ。この日記(ブログ)を最初から読んでいる人ならお分かりかと思われるが、私は格闘技やプロレスが好きである。知り合いには相撲関係者もいるのでいろいろと噂レベルではあるが込み入った話も聞く。しかしそうして知りえた話は胸にしまっておくべきものだと素人ながらに自覚しているつもりだ。私が週刊現代に朝青龍の八百長告発記事を書いた武田というフリーライターが好きになれない、評価できないのは(今回の騒動でも度々メディアに出てきているが)昔の事を一切不問(もしくは『無かった事』)にして、今の話を進めているからである。今を問うなら、何故昔を問わないのか?こうした思いは、朝青龍は和の心が分かっていない、礼儀がない等とほざいている訳知り顔の相撲評論家などにも同じである。私が好きなプロレス格闘技の世界では元角界に在籍していた人も多く、彼らから元の世界の話を聞く事も多いが、そこで聞く話、または体験した友人らから漏れてくる話は、朝青龍がやっているという『かわいがり』どころの話ではない。ついまりは暴力を超えた虐待、刑法に触れる話もあるのだから。

それなのに、全く知らないから言わないのか(そんな事はありえないとは思いますが)何か狙いがあって言わないのか、彼らの事情は知らぬが、ここぞとばかりに朝青龍一人を悪者にして叩いている連中を見ていると、言葉は汚くて申し訳ないが、ヘドが出てくる。朝青龍には和の心が足りない?ふざけるなである。和の心満載だった筈?の日本人の上位力士連中が過去にして来た事は免罪ですかと。何度でも言うが私は相撲を国技だとは思っていないし、伝統の継承が最優先されるのであれば、そもそも外国人力士を何故受け入れたのか。そして過去にしてきた(今現在も)在日の力士への不当な扱いの歴史を忘れるなと申し添えたい。そこまでやってきて伝統だの文化だのと言い出すのなら私も了解するがそこをない事としたまま、絶対安全地帯から排斥根性丸出しで朝青龍を叩いている連中が取ってつけたように和の心とか伝統がとか、日本文化がとか言い出しているのを見ているのは、なかなか滑稽だし、哀れだし、悲しいし、そして情けない事この上ない。

巡業に出なかった事が叩かれるのは仕方ない。しかし湯治している中、一度は断ったが政府から頼まれてので政府が後押ししている公的なチャリティーサッカー大会に来て、その場の空気におされて出場した事を判断ミスと咎められても仕方あるまい。そしてその怪我の診察がどうだったのかと問われるのも仕方あるいまい。しかしそれ程大騒ぎすることでもないでしょうに。地方巡業中なのに東京の繁華街で大騒ぎしていた関取衆を見たことある人(それどころか、一緒に酒席に立ち会っていた人だって)マスコミメディアにだっているでしょうに。素人の私でもあるんだから。

この問題がどういう風に転がるかは知らないが、利用できるときは利用して、それが終わればこうして用済みとしてポイと捨てるというのが和の心だというなら、それはそれで否定しませんがね。ただそんな和の心を私は持ちたいとは思いませんが。
17:37 徒然 comments(3) trackbacks(0)
主催者失格
世界陸上:手配ミスで部屋ない エリトリア選手、床で一夜−陸上競技:MSN毎日インタラクティブ

昨今、食物からおもちゃまで各種ジャンルにおいて中国バッシングが盛んであり、その中の話の筋として、こんあ調子では来年中国でオリンピックなんか出来るのか?なんていう事を良く聞くが、我が国日本もなかなかどうして中国に負けていない様だ。選手を床に寝かせるとは、どういう事よ。しかもメダルに手が届こうかという選手らをですよ。これがもしも大国の選手団相手に起きたのならば、間違いなく外交問題に発展していますわ。

漏れ聞くに今回の大会はいろいろと問題が多発しているようであるが、こちらの世界陸上のボランティアサイトの掲示板を見ると、今大会の運営がどうやら破綻寸前のヒドイ状況になっている事が赤裸々に報告されている。余りの不手際の多さに見るに見かねたIAAFから組織本部にクレームが飛んできているらしいが、こうしたことはほとんどニュースにはなっていないようだ。

といいますか、こういう事態を見ていると、我が国だって他国の事どうこういえるほど立派じゃねぇだろうと思うわねぇ、ホスト国として最低ですがな。世界第2位の経済大国なのにこの有様とは情けないですよ。しかもマスコミもマスコミで、こうした事態を全く取り上げようとしない。今大会においては、開催前のホームレス排除にも手続き上で問題があった様だが、どうも開催する資格が合ったかどうかという根本的な疑問が湧かないでもない。

皮肉な話だが、もしもこうした事が中国で起きたら日本のマスコミは、鬼の首でも取ったかのようにきっと大騒ぎになるだろうなぁ。ウム、確か今度は東京オリンピックでしたっけ?。果たして我が国に立候補する資格があるのかしら…
03:00 徒然 comments(2) trackbacks(1)
祭りのあと
我が店の傍にある、駅前のロータリーという絶好のポジションあるコンビニが今日を持って閉店となった。この店は本部の直営であったがそこの店長さんとは趣味も合うし(競馬、競輪、麻雀に洋楽好き)長い付き合いだったので感慨もひとしおである。先週末にはお別れ会と言う事で近所の居酒屋でシコタマ飲んだが、その際にいろいろと話を聞いたけどコンビニ業界もかなり大変なようで、彼の属するコンビニはいよいよ24時間営業体制の見直しまで考え始めているそうである。

店長さんの話しに寄ると系列のオーナー店長の間で過労死とまでは言わないが、コストダウンの煽りや今夏の猛暑の影響下、過酷な労働が続き体調を崩している人が続出しているそうであるが雇われ店長の彼も目の下にクマつくって頑張っていたし、まぁとにかくオーナーでもそうでなくても、現場の最前線にいる人は大変なのは間違いない。我々二人の共通の知り合いに某ハンバーガーショップの雇われ店長が飲み会に来ていたが、彼の店も今春から24時間営業に変わってから、麻雀はおろか殆ど出掛けられない状況になっているそうだ。自宅と店の往復どころか店で寝泊りする事も多いらしく、その日も今にも死にそうな顔をして痛飲しては本部の愚痴を零していたが、まぁとにかくみんな大変だ。コンビにもハンバーガーショップも、そしてレンタルビデオ屋も。

さてこの間のビデ倫の話だが、どうも業界の噂話としてはこの度、就任後真っ先に500万円掛けて自分専用のトイレを作らせたという東京都副知事近辺が動いたんではないかとの話が持ちきりだ。しかしこれで薄消しアウトという事になると、ますます裏ビデオ化してしまい裏の勢力が幅を利かせるだけだとういうのが我が業界の常識なんだが、それでもいいんかねぇ。それともパチンコ業界のように警察利権をビデオ業界にも作ろうという魂胆なのかな。とにかく業界は未だに大混乱で来月のリリース状況も白紙状態であるが、どうにもお上の気まぐれ裁定に業界全体で振り回されている感じで、頭にきている。まぁ嵐が過ぎるのを待つしかないんでしょうが。

しかしここ数年で商売の状況も大きく変わった。この仕事に携わってから20年近くになるが、いよいよ来るべき時が来るかなという悲観的な展望が業界全体に重く圧し掛かってきている気がする。店舗だけでなくビデオ問屋も潰れ続け、ついには某大手チェーン店もかなり苦しいとも聞くし、まぁ私もそろそろどこかで見切りをしなければ行けないような気がしている。
02:51 徒然 comments(39) trackbacks(0)
晩夏の雨
月末の稼ぎ時だが、雷鳴轟く晩夏の雨に祟られ今日の店の売り上げは惨敗である。さて遅ればせながらTARGET frontier JVを見ながら先週の競馬を分析しているがしかし収支を見るとやっぱり道営関連馬券しか当たらないんだなと一人納得する次第である。この法則を見つけた事を喜ぶべきなのか、それしか見つけられない事を嘆くべきなのか、かな〜り微妙ですが。良く見ると新潟記念は少し欲をかいてミスった様だが他のレースもご覧の通りで、まぁいつもの如くピントがずれた予想ばかりでして、この2週間のヴァケーションでの反省が全く生きていないのが残念だ。まぁホントは新潟記念で犯したミスこそ(オッズに惑わされて買い目を変更)が一番いけないんだよなぁ。

さて今日はどの新聞も内閣改造の話ばかりであったが、その中で日曜日に行われた埼玉県知事選の話が出ていて、余りに低い投票率に驚かされた。幾らなんでも投票率が27%というのはどうなのよと。この選挙に正当性があるのか疑問が生じるような投票率である。まぁ我々の業界では埼玉県、神奈川県、東京都の3知事の評判は最悪で三バカ大将的な扱いなのであるが、どうやら彼ら三人はカタギの方々には人気があるらしく選挙はいつも無風状態のようだ。東京都知事はいまさら言うまでもないが、神奈川の知事はゲーム規制がお好きで、埼玉の知事は風俗関係の規制がオスキな方なのだが、政治とは「清濁併せ呑む」度量が必要だと思うのだが、この方々は、やたらと「濁」の部分を否定なさるお方たちでして、我々業界としては肌が合わないお方たちなのである。この選挙の結果を見て埼玉県でアダルトビデオ中心に商売していた友人は、暗黒の時代が続くと零しておりましたが。

そう言えばこの間の退任した警察庁長官は記者会見で刑法犯認知件数を大幅に減少させたと喜んでいたが、こういうニュースはあんまり表に出て来ないか、もしくは警察がデータ集計を恣意的にやっていると一部の人らに言われてしまうのだが、元前東京都治安対策担当部長である久保大著の治安はほんとうに悪化しているかを読めば分かるように、警察や行政、マスコミなどは「認知件数」と「検挙件数」のデータを巧みに使い分けて、世の中を不安を煽っているだけの話で、実際は前警察庁長官が喜んでいる様にここ5年間で認知件数は減っているのが事実である。警察は自分の都合で犯罪白書などでは、主観的に謙虚件数データを用いて犯罪の凶悪化や件数が目立つなどと世間を適度に煽りながら(適度で十分。それからはマスコミが必要以上に煽ってくれる)、その一方では認知件数激減のデータを強調する。犯罪認知件数は激減しているのに検挙件数が増えていたら、単純に警察の捜査能力が落ちているに過ぎないのだが、何故かそう言う結論が一致を見る事は少ないのが現状だ。

では何故我々は治安が悪くなったと感じ、犯罪が凶悪化していると信じ込んでいるのだろうか?、この辺に関しては、上にあげた久保氏の本や芹沢一也、浜井浩一両氏の共著である「犯罪不安社会」等を読めば瞭然であるが、まぁ折を見て自分なりの考えをまとめて書いてみたい。まぁ所詮はエロ商売の現場から見た素人の戯言ですが。
03:40 徒然 comments(3) trackbacks(0)
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