博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
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安田記念 展望
前に安田記念はNHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルと同条件で行われるが、路盤の状況やペースの問題などが絡んで、その結果が連動しないと書いたが、今年の東京の芝コースを見ていると私の読み違いが続いており、正直読みきれないでいる。

馬場改装後の安田記念は、欧州タイプの持続力に長けたノーザンダンサー系が台頭しやすい特徴がある。また芝の草丈の長さ次第ではネイティブダンサー系も来易くなるが今週はどういう馬場状態で行われるのか。その辺の見極めが肝心になるかな。

と、いう事で2003年以降における安田記念の連対種牡馬傾向を見てみよう。これが私の基本の予想フォーマットなので、今春のG1は同じ予想方法で全く結果が出ていないが取り合えず初志貫徹という事で。まぁ予想方法というよりも、オッズ見て(もしくは見た気になって)大きな欲をかいて、その結果大失敗している気がしないでもないですが。

2003年 
1着 4人気 アグネスデジタル  ネイティヴダンサー系×ダンチヒ系
2着 6人気 アドマイヤマックス ヘイロー系×ノーザンテースト系
3着 1人気 ローエングリン   サドラーズウェルズ系×ネヴァーベンド系

2004年
1着 6人気 ツルマルボーイ   ヘイロー系×ハンプトン系
2着 4人気 テレグノシス    グレイソブリン系×ノーザンテースト系
3着 5人気 バランスオブゲーム ニジンスキー系×セントサイモン系

2005年
1着 7人気 アサクサデンエン  サドラーズウェルズ系×ネイティヴダンサー系
2着10人気 スイープトウショウ ネイティヴダンサー系×リファール系 
3着 5人気 サイレントウィットネス ネイティブダンサー系×ハンプトン系

2006年
1着 3人気 ブリッシュラック  ニジンスキー系×ネイティヴダンサー系
2着10人気 アサクサデンエン  サドラーズウェルズ系×ネイティヴダンサー系 
3着 8人気 ジョイフルウィナー ネイティブダンサー系×ノーザンダンサー系

こうしてみると、かなり特徴的な傾向が窺える。言うまでもなくネイティブダンサー系が寡占している状況なのが一目瞭然だ。特に人気薄の馬は軒並みネイティブダンサーの血を持っているのに気が付かされる。この連対種牡馬傾向が極めて特徴的なのは、開催分析などで通常時の東京芝1600mの連対種牡馬データと比較すると良く分かる。普段の東京芝1600mはヘイロー系やロベルト系などという所謂ターントゥ系が上位を占めるのであるが、通常時はそれ程目立たないネイティブダンサー系が、何故か安田記念になると上位を寡占するというのは何かしらの理由があるかと思われるし、そこに理由があると考えるのが私の予想方法でもある。

私が考えるその理由であるが、まぁ繰り返しになるけども芝や路盤の性質の問題なのかもしれないし、レースの流れが前掛かりつまりは持続力を問われる形になりやすいからかもしれないし。まぁとにかく今年の場合もそう言う傾向を踏まえてこうした傾向を頭に入れて、具体的に言うならばヘイロー系以外から、軸馬もしくは単複買う馬を選びたいなと思っている。
19:22 競馬 comments(7) trackbacks(0)
先週末の馬券収支
毎週、mixiに書いてきた週末の馬券収支のまとめをこちらにも書いてみる。こちらのほうには不定期に、気の向くままに書き留めておきたい。

【結果集計・収支一覧(2007年 5月26日)】

東京11R 欅S   1 1000円 0円
東京12R 1000万下 2 2000円 14100円
中京11R 金鯱賞 G2 2 2000円 0円

確定計 5 5000円 14100円  +9100円

【結果集計・収支一覧(2007年 5月27日)】

東京 7R 500万下 5 2500円 0円
東京10R 東京優駿G1 10 10000円 0円
東京12R 目黒記念HG2 11 5500円 0円

収支計 26 18000円 0円 -18000円

【年間収支累計】
回収率153.4%  収支計+222.240円

5月の回収率は37.8%とどん底状態だ。月間の回収率が40%切ったのは本当に久しぶりで、TARGET frontier JVで調べてみると何と2年半ぶりとなっている。とにかく自分で言うのも何だが、普段はもうチョイ当たるんだがなぁ…。しっかしここまで当たらないと、10頭ボックス馬券とかを買っても当たらない気がしてならない。それにしても今年は良い時と悪い時の差が激しすぎる。今月は物凄く凹んだ気分で馬券は終了。月が替わって気分一新といきたいものである。
02:59 競馬 comments(8) trackbacks(0)
さきたま杯 展望
ブログに移ったことの利点は文字数制限が無いこと、そしてさるさるでよく起きていた文章アップ時のダウン回避だ。今までもさるさるでは何度も文章上げたら消えちゃったという悲しい出来事が続いていて少々書くのが億劫になりかけていたので、そうしたストレスがなくなったのは幸いである。

さて今日は、浦和競馬場で地方中央交流重賞であるさきたま杯(浦和競馬10R ダート1400M)が行われる。因みに今浦和競馬場は毎年恒例の薄暮競馬を開催中でメインレースは17時40分開始となっている。

さて浦和コースというのは見た目通り、かなり風変わりなレイアウトであり、中でも1400Mはスタートで少しでも安目を打った瞬間ジ・エンドになる難しいコースだ。そう言うトリッキーなコースだけにコース適性と脚質にはこだわっておきたい。

まず浦和1400Mで好成績を残している馬をピックアップ。一昔前なら今回1枠1番を引いたロッキーアピールが絶好なのだが、以前と比べてズブさが出てきて1400Mでは足りない馬になっているので割引が必要かな。今回の地方のメンバーではグリンセレブ、チョウサンタイガーに注目している。

人気を形成しているのは、中央ではリミットレスビットと前走かきつばた記念でそのリオミットレスビットを破り快勝したメイショウバトラー、地方では現在10連勝中のフジノウェ−ブとなりそうだが、こういう地方中央の交流レースは人気の盲点となる馬を狙い打つところに馬券的妙味がある。

その妙味を感じる馬とは、近走重賞レースで複数回好走しているにも関わらず人気となっていない馬。今回で言えばコアレスタイム、そして更に面白いのは中央から船橋の名門川島厩舎に移ってきたディープサマーだろう。前走ブルーコンコルドに迫ったあの脚はフェイクでは無い筈。オッズ的妙味を考えて、今回はこのディープサマーから上に挙げた馬たちで流していきたい。一応現時点で買い目を予定しているのは以下の通りに。調整はオッズ見ながらになるかな。

三連複1頭軸流し 軸6 相手、2.3.5.7.8.10

結果 ハズレ。ディープサマーは見所なく6着に敗れる。雨降る中、湿った馬場を味方にして逃げた愛知のキングスゾーンが2着を確保。勝ったのは内埒を上手く掬ったメイショウバトラー。武騎手の好判断が光った。
15:44 競馬 comments(3) trackbacks(0)
藪の中
今回の松岡氏の自殺に関してはいろいろと思うトコロがある。一部には「謀殺説」などがで出ているが、まぁこうした意見はこういう形での自殺では付き物なので余り取り扱う気は無いけども、ただ一点、どうも覚悟の自殺だった様に見受けられるにも関わらず何故に何故犬の散歩用の布製のひもを掛けて首をつっていたのか?という点に関しては?が残るが(まぁ遺書の不自然さ{事務次官や前総理大臣の秘書官らなどに宛てた遺書がありながら、肉親や本当に近しかった議員へは遺書が残されていなかった}は気になるが…)この辺は疑い出したらキリが無いのでここまでに留めておくが、今回の一件に関して気になった発言が2つあった。そちらに関して取り上げたい。

まぁ石原慎太郎の例のふざけた発言(サムライ云々)は、もう触れるのすらアレなので省くが、まず最初は盟友だった鈴木宗男氏が語ったところによる松岡氏の死の直前の話である。

「自分としては、そうしたいのはやまやまだけど、もうそうもいかなくなった。党(国会対策委員会)のほうからも、政府のほうからも、これまで通りの主張でいけという指示が出ているので、いまさら、自分の一存で変えるわけにはいかない」

この話をまともに受け取るなら、松岡氏は政権の犠牲となり辞めるに辞めれない状況に追い込まれてしまった事を示唆している訳だが、早速政権中枢はこの発言を否定しているが松岡氏と鈴木氏の関係を知る者からすれば、どちらの信憑性が高いのかは言うまでも無いだろう。彼のした事をかばい立てする気は無いし、緑資源の問題は限りなく黒に近い問題だし、彼には福岡で起きた例のNPO団体の詐欺疑惑もあるし、元々疑惑の宝庫の様な人物であった。ただそうした彼の疑惑の問題と、閣僚を辞する辞さないという問題は別である。

そして次の気になった点だが首相が行った談話だ。それが一昨日だかに記者団との会見で出てきたトンデモ談話である。

「ご本人の名誉のために申し上げておくが、『緑資源機構』に関して捜査当局が松岡農水相や関係者の取り調べを行っていたという事実もないし、これから取り調べを行う予定もないという発言があったと聞いている」

この話をそのまま受け取れば首相本人か首相に近い人物が東京地検特捜部など捜査当局に対して捜査内容を問い合わせたということである。つまり言い換えれば立花隆氏が指摘している通り指揮権発動に近い事を首相はしているという事である。私はテレビでこの発言を見ていて、その場にいる記者に「総理、それは捜査機関に口利きしたという事か?と質問しろ!」と叫んでしまったが、記者からそのような主旨の質問はされなかった。しかしだ、現役閣僚の自殺という極めて異例の事件が起きた最中とは言え、一国の総理が捜査機関に対して個別の事案を問い合わせる何ていうのは前代未聞の出来事であり、一つ間違えばこの事だけで政権が飛んでもおかしく無い位の話であるのに、その話に関してメディア的に凪いでいるというのは一体マスコミの方々はどうしてしまったのか?

しかし安倍首相と言う人は例の「慙愧にたえない」という発言をとってもそうだが、どうも自分の言葉というか発言が意味する事を理解しないで喋っている気がしてならない。前任者もそうであったが、余りにも一国の長として言葉が軽過ぎるのである。自分の無能さを無自覚に晒している気がしてならないのだ。ある意味こうした人物を長にしているというのは国民全体の悲劇なのかもしれない。
11:11 一般 comments(27) trackbacks(0)
カンヌからの手紙
火曜日の夜、NHKのハイビジョンで今年度カンヌ映画祭審査新特別賞を受賞した河瀬直美監督の「殯の森」を放送していた。劇場での一般公開前にテレビで放映されると言うのは異例中の異例だと思うが、どうやら事前に受賞するしないに関わらずNHKサイドが放映権を購入していたようである。

でHDDに取り置いていたので早速帰宅後見てみた。なるほど外国人、特に欧州の人が好きそうな映画だなぁ、と納得である。兎にも角にも映像が美しい、緑の美しさに惚れ惚れする。画面の中の清らかな空気感もこちらに伝わってくる様だ。こうした映像美もさることながら、この映画の最大の魅力は、何よりも二人の主演俳優の演技だ。認知症患者を演じる老人とその介護をする女性を演じた女優の二人、老人役の人は素人さんらしいが本当に彼らの演技は素晴らしかった。作品は全編オールロケ、前半はドキュメンタリータッチで、後半はファンタジータッチとなかなかユニークな構成で、如何にも賞受けするタイプの作品とみたがこうした地味な作品が高い評価を受けるというのは喜ばしい出来事であり、まずは受賞オメデトウと申し上げたい。

たた正直に言えば、物語的には平坦で映像の美しさと二人の俳優の存在感以外はぶっちゃけ見所は少なくやや映像に酔いすぎている部分もあり、万人受けするとは思えない静かな映画なので、レンタルビデオ屋的に言うと余りレンタルで出なさそうな、所謂芸術作品タイプに分類されるかと思われる。

監督の河瀬直美の作品は処女作「萌の朱雀」しか見たことは無いが、あのときと比べると数段役者の演技指導に進歩を見せている感がある。この辺に河瀬監督の成長があるのかもしれない。ただ個人的にはファンタジー的な展開になる後半の出来にやや不満が残る。死と喪失感、そして心の再生というテーマの炙り出しがやや弱かったという印象を受けた。しかしながら繰り返しになるが、これほど日本の山や緑を美しく撮っている映画は少なく、それを見るだけでも価値はあるかも、と、言っておこうかな。

さて火曜日といえば毎週楽しみにしているテレビドラマがある。日本テレビの22時から放送している「セクシーボイス&ロボ」というドラマがそれだ。この作品私は読んだ事は無いのだが漫画が原作らしくかなり非現実的な話ではあるが非常に巧みに出来ている。兎に角このドラマ、私が大好きだった「すいか」のスタッフが集結して作っているだけに放送当初から注目していた。そしてその出来上がりであるが、まぁこちらの予想を超える様な素晴らしい出来で、粗製濫造されることの多い民放の連続ドラマとは思えぬ、当方の期待に違わぬ完成度の高さを保っている。何より脚本の出来が素晴らしい。人物描写の巧みさ、台詞回しの独特のリズム、そしてそうした優れた脚本に呼応するように、表現を記号化しない演出の技量の高さ、どれをとっても一級品だ。

火曜日はこのドラマとCSで放送している「HOUSE」というアメリカの医者のドラマを見るのを楽しみにさせてもらっている。しかし今日のセクロボは小林聡美やもたいまさこなど私の大好きな女優さんが随分と出てきて、いつも以上に見ていて非常に心地よかった。このドラマ、確かに派手な役者は出てこないが実力ある俳優さんばかりでその巧みな演技をも堪能させてもらっている。久し振りに次週の放送を楽しみにしているドラマである。

さて、映画といえば先週の金曜日に店頭に並んだ「エンロン」というタイトルのドキュメンタリー映画が白眉の出来だ。年間売上高1.110億ドル、社員数21000人というアメリカが誇ったエネルギー&IT企業が僅か47日間で跡形もなく崩壊していくという様を淡々と事実に基づいて描いているのが、事実は小説より奇なりを地で行くダイハードも真っ青の劇的な状況が連続する。アメリカ型資本主義の醜悪な末路が画面の中でこれでもかと展開していく訳だが、同じドキュメント映画としてはアル・ゴアの環境ドキュメント映画「不都合な真実」よりもそのあけすけさが面白く、普通の映画を含めて今月リリースされたレンタル作品の中でも断然の面白さである。当店では今月の店長推薦作品とさせてもらっている。お近くのビデオ屋で見かけたら是非。
04:21 徒然 comments(32) trackbacks(2)
ダービー回顧
一応ミクシイに書いていたダービーの回顧も転載しておく事に。

ダービーが終り、言うまでもなく私の馬券はモノの見事に外れた。かつてレ−スを支配するのは逃げ馬とその騎手だと誰かが言っていたが、今年のダービーを支配したのはアサクサキングス。本来予定されていたヴィクトリーという名の支配者は痛恨の出遅れ。このイレギュラーな事が今年のダービーの全てを決っしたかと思われる。これにより今年のダービーはオークスよりも緩いペースで流れる事になり、問われるべき資質が変化した。今年のダービーで上位に来た馬は何れもマイラー気質の強い馬。血統的にスプリントもこなせるようなマイラーが上位を寡占した。こうなればスタミナを上位に考える私の予想など。全て紙屑となるのも当たり前の話である。

皮肉な事に今年の場合、オークスはダービー的な流れになりダービーはオークス的な流れになった。こうした流れになったその全ては、逃げ馬アサクサキングスが作り出したと言うよりもヴィクトリーの自爆と言っても過言では無いだろう。競馬はやっぱり難しいなと実感する。

さて来週は地方競馬のダービーウィークだ。馬券的狙い目はやはり大井になるかな。今週は道営でも期待の2歳馬がデビューするし、私の目は中央の安田記念よりも地方競馬の方に集中している。是非とも心地よい1週間を過ごしたいものだ。
16:20 競馬 comments(2) trackbacks(0)
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