博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

 - - -
抵抗勢力
日銀が量的緩和政策の解除を匂わせ始めた。すると竹中平蔵は(あえて敬称略)25日の閣議後の会見でそんな日銀に不快感を表明し、更に「日本では中央銀行の独立性が何を意味するのか、非常にあいまいだ。このままにしておくと、日銀法を改正した方がいいという議論が政治の場で出てきうる」と日銀法改正論議の可能性にまで言及した。これを一言で言えば日銀への恫喝である。日本以外の国でこんな話を経済閣僚がしたら誰かの首が飛ぶようなお話だが、今の日本ではそうしたまともなリアクションを大手メディアに期待する事自体が間違っているのでそう言う事は起きない。

さて竹中は何でヤクザの脅し的な物言いをしてまで量的緩和政策の解除を否定したいのか。まずその前に量的緩和政策の解除とは具体的にどういう事かというのを説明しておくと、簡単に言えば「デフレ政策を止めてインフレ政策にしますよ」という事である。これは既に経済の世界では織り込み済みの話で大手の経済研究所が出しているレポートを読めば分かるように大体来年の1月から4月までの間にデフレからインフレに転じるだろうという見立てをしている。経済循環の原則から考えれば本来なら既に今の時期からインフレに振れていい筈。だから日銀総裁もそう言う話をしたまでである。遅かれ早かれそれこそ竹中御得意の言い方で言うなら「市場に委ねれば」間違いなくインフレにシフトしていくのだから、日銀としても手を打つのは当然である。

日銀は当然の事を当然として行うと言っているのに竹中が忌み嫌うのは何故か。それは前にもこの日記で触れた様に以下のカラクリが作動するからである。インフレになれば金利が上がる(=量的緩和の解除)と、国債が「金利上昇ポイント×債権の残存年数」分だけ値下がる。残存年数5年の国債の金利が3ポイント上がると15%値下がる訳だ。郵政公社は日本国国債の国内最大規模の引き受け手である。公社が郵貯と簡保の資金で購入した国債総額は約200兆円。それが15%目減りするとなると損益はマイナス30兆円となる。郵政公社が国債を引き受けた時の証文は政府が保証している。つまりその損益分は、国庫から補填される訳だ。しかし郵政公社が完全民営化になるとそれらの財産は原則的に民間会社の私有物とみなされ、その管理は自己責任となる。

つまり政府の責任で買わせたと言ってもいい国債の目減り分の尻拭いを財務省は何が何でも放棄したいから、竹中は原則を曲げて職権を乱用し日銀総裁を脅してまでも必至に「抵抗」するのである、改革という名において。
03:55 一般 comments(0) trackbacks(0)
蘇る感触
佐藤哲三騎手は本当に素晴らしい敢闘精神に溢れた騎手であると改めて思ったジャパンカップ。マイルチャンピオンシップにおける横山騎手もそうだがこの2人の騎手の素晴らしさは幾度称えてもいいだろう。今年のジャパンカップが素晴らしいレースになったのもタップダンスシチーと佐藤哲三のコンビが作り上げたペースが要因だったといっても過言ではないだろう。

当日夜にグリーンチャンネルで放送されたG1&レース回顧番組の「A1」にゲストで出た佐々木調教師は「出遅れたらゴメンナサイ」と言いながらも「有馬記念でも積極的なレースをします」とおっしゃっていたが、是非とも今一度の果敢なレースを期待したいものである。

昨日は北海道に単身赴任している友人が漸くスカイプを導入したので試運転という事も含めて学生時代の競馬仲間4人で各家にいながら一日中スカイプを接続しつつ競馬を愉しんでみた。どうせならゲーム的にやろうよという事になり単複どちらか1点とワイド、馬連、馬単のどれかで1点と三連複か三連単のどちらかを3点、1レース合計の買い目が5点までという縛りで東西5レース以降のレースで最低5レース以上買いながらトータルで競うというもの。その昔、仲間内で地方競馬で良くやっていたものの改訂版である(当時は店の金で遊んでいたんだよなぁ)昔は馬単も三連複も(勿論三連単などもなかった)なかったが、こうやって各種馬券が出来ると前のように焼き鳥で終るという確率が薄まったのはいい事だ。さて肝心の私の成績だがメインであるジャパンカップでアルカネットとゼンノロブロイの馬単1点勝負にして大失敗したが、京都の最終レースで三連単が炸裂して大逆転でトップになれたのは何よりだった。気分良く鼻高々で終了。友人からは「来週からもこのやり方で馬券買ったらいいじゃないの?」と嫌味を言われる。

そこでその言葉に乗り、そして自分の成績が良かったからだけと言う訳では無いが、確かに今回は収支も良かったんで、来週からは暫く今回のゲーム同様の馬券作戦で行く事に決定。まぁゲンキンなものである。最近調子イマイチな馬券だが、これをキッカケに少しは復調してくれるといいのだが。今週末は阪神JF。余り相性のいいG1ではないが、上手く馬券を絡められたら幸いだ。今の所ノーザンダンサーの血を持つヘイロー系に注目をしている。
05:14 一般 comments(1) trackbacks(0)
中央競馬・日曜日の見解
馬場改装後、ジャパンカップの連対馬傾向に少しの変化が窺える。それまでは余り上位に見受けなかったミスタープロスペクターの血を持つ馬が掲示板に顔を見せている。これには芝質の変化や直線が伸びた事などいろいろな事が作用しているとは思うが、とにかくここ数年の傾向から今年のレースも組み立てたい。血統的に言うなら日本特有の高速馬場対応が1番求められると考えている。更にJCを考える上で大事な要素は外国馬の動向だろう。

根拠薄い個人的な見解だが98年のエルコンドルパサーが優勝して以降、JRAが招待する馬のレベルがかなり落ちている感じがしている。これは検疫の問題もあるし12月に香港で国際G1が行われる様になったことも大きいだろうし、JRAが購入する種牡馬品評会として価値が薄れてきているというのもあるだろう。ただ中山での開催になった02年だけはは何故かそれなりのメンバーが揃ったのだが、その年は1.2着を外国馬が独占して配当的には波乱の決着となった。さて今年はどうなのだろうかというと、馬柱を見る限り、今年はここ数年では(字面上)1番のメンバーが揃っている様である。その逆に日本馬は昨年と殆ど構成が変わらない。こういう時は外国馬の大駆けがあるのではないか?というのが私の見立てである。

外国馬の中心はミスタープロスペクターの血を持つアルカセット、そして高速馬場決着に強いダンチヒ系産駒であるウィジャボード。この2頭にレース相性いいサドラーズウェルズ系の血を持つキングスドラマ、この3頭を馬券の対象に考えたい。何れも欧州血脈の馬に要注意だ。日本馬も外国馬同様に高速決着仕様の馬場に適応する血を持つ馬を中心に考えたい。言うまでもなく昨年の覇者ゼンノロブロイ、そして母父がアルカセットと同じキングマンボであるスズカマンボ、この2頭を取り上げたい。馬券的にはこの5頭のボックス馬券でと考えている。オッズを見るに単勝妙味はアルカセット、複勝妙味ならキングスドラマとなりそうだ。

<追記>
いろいろと細かな話もある訳だが、今回のジャパンカップを簡単に言うならこの一言である。

「ルメール、余計だ、いろんな意味で」

残り100m時点では大勝利を確信したんだがなぁ…。おかしいなぁ、ぼろ儲けしていたはずだったんだがなぁ…
04:08 競馬 comments(2) trackbacks(0)
第一関門突破
今日は夜が仕事で、昼には大事なG1があるというのに先程まで外出していた。言うまでもなくレイソルの試合を観に行っていたのだ。ヴェルディとのJ2自動降格争いの直接対決。チケットが手に入らず(いやあったのだがヴェルディサイドのしかなかったので流石にね)大型モニターのある近場のモ−ルで見ていたが、今までのジリが嘘の様な大勝。まぁ相手が途中から戦意喪失していたので参考にはならないが、入れ替え戦に向けて少しは明るい材料が得られた試合となったが、仙台が上がってくると少々厄介だ。最近よく仙台と甲府の試合は、気を付けて見ているが堅守の仙台はウチの攻撃陣ではなかなか正面突破は難しい感じがしているので。

しかも入れ替え戦の初戦はJ2チームのホームで行われる。今日福岡相手に惨敗した甲府なら如何様にもなるが、Jリーグ屈指のサポータを有する仙台で初戦となると、これは非常に大変な状況に追い込まれる事必至である。仙台はシーズン当初は随分だったがここに来て非常に安定性のある闘いを見せている。単調な攻めと守備に終始する我がチームにとって極めて難敵。大丈夫かなぁ…。こうなると仙台に乗り込んでいって応援したい気分になってくるが、時間的猶予がなくて…。とにかく頑張れ、レイソル!である。

さて競馬は完敗に終った。カネヒキリが来たら仕方がない。人気している武蔵野ステークス連対馬は買いたくないので、ここでこれだけの走りを見せられたらもうグウの音も出ません。スターキングマンは最後に押さえでダイオライト記念組かスターキングマンにするかで迷っただけにこの結果に驚きはない。それよりユートピアとアジュディミツオーの失速が残念だった。4F通過が47秒7、5F通過が60秒0とそれ程のハイペースでもなかったと思うのだが(5F通過タイムは5回中4番目)レースの気質が過去と違ったのか、何らかの状況があったのか、それともタダ単にこの2頭が能力不足だったのか。とにかく馬券的には見所なく完敗。明日のJCターフはミスプロ尽くしで馬券を買いたいと思っているのだが、どんなもんか。今秋のG1は例年以上に焦点合わせ切れていない感じ、自分が自分に期待できていない状況である。せめて外れるにしてももうチョイ悔いの残る外れ方をして欲しいものだ。あまりにアッサリと外れるんで悔しさすら残らないというのもそれはそれで寂しいなと。

まぁとにかく今日はレイソルの自動降格回避を祝してこの辺でお開きに。競馬の事は「なかった事」にしておこう。
18:20 競馬 comments(1) trackbacks(0)
中央競馬・土曜日の見解
今日は土曜日だがG1がある。JCDだ。では能書きは省いて早速予想を記したい。ここ1年程度の間に行われたダートG1における走破内容から予想を組み立ててみた。直近でしかもミドルディスタンスで行われたG1はJBCのクラッシックである。そこでの勝ち馬であるタイムパラドックスは、昨年のJCDの勝ち馬でもある。昨年の覇者であり直近のダートG1勝ち馬でもあり、更に今年は川崎記念に帝王賞と中距離ダートG1を軒並み勝っているこの馬を今年のJCDで中心に考えるのは、極めて妥当と考える。

次いで昨年の東京大賞典勝ち馬であり昨年のJBCで2着だったアジュディミツオーを取り上げたい。ただこの馬は冬に海外遠征に出ておりその調子に不安が残る。前走の武蔵野Sでは、スタートで出遅れ斤量59キロを背負いながら後手を踏み、更に距離が短かった事も重なり4着に敗戦した。そのレース内容から調子が戻っているのかどうかを確認するのは、私の眼でその判断は難しい。普通に走れば上位争いは必至と考えるが体調面の見極めが難しくかつ最近鞍上の内田騎手の出遅れ癖も少々気になり、あくまでも対抗評価までとしたい。

距離はマイルながらG1南部杯を制したユートピアも捨てがたい。この馬は最近右回りになると最終コーナー付近で馬がイキナリ無反応になる癖を見せるが左回りではそうした素振りは見せない。昨年はそれでも東京大賞典で2着になり、今年に入り帝王賞でも4着、JBCでも2着とコンスタントに上位に顔を出している。過去東京で行われたG1戦では偶然が重なり不本意なレースが連続しているがこの馬の評価を下げる訳にはいかないと考える。

シーキングザダイヤは東京と同じ左回りの川崎記念でタイムパラドックスの2着になった点を留意したい。フェブラリーS2着、南部杯2着とマイルながらG1では安定勢力の1頭、忘れてはいけない馬だ。またメンバーが揃ったダイオライト記念でタイムパラドックスと接戦を演じたパーソナルラッシュとヒシアトラスは、他のダート重賞でも好走歴がありここでも評価は落とせないとみる。サカラートは左回り3戦3勝。現実に東海Sでは上に名を挙げた馬を負かしている。しかも鞍上はデットーリ騎手。落馬による骨折明けとは言え彼の凄さは過去のJCで何度も体験済み、必ず押さえたい馬だ。

外国馬では先行する馬に着目。前走は輸送に失敗し大敗したラヴァマンは注意を要するだろう。勢いある3歳馬だが今回は見送り。人気している武蔵野S組1,2着組は軽視する、というJCDにおける自分のセオリーを今回も貫きたい。
04:52 競馬 comments(1) trackbacks(0)
JCD展望 その2
<下からの続き>

さて内田騎手云々でアジュディミツオーを軸にしないと書いたが、基本的に日本馬の場合、指数が曖昧になるダートの高クラスの交流重賞に関して私にはセオリーがあって、それは単純に格の判断、つまり過去の対戦相手との判断である。交流だろうがナンであろうがG1での成績を最重視し、やはり交流だろうがナンであろうが重賞での成績は重視し…といった感じである。

アジュディミツオーは昨年のG1東京大賞典の勝ち馬。大井で行われたJBCでも2着。この段階で実績は最上位であり、あとはドバイ遠征後の調子の問題になる。海外遠征後はどうしても馬の能力が落ち込む傾向がありアジュディミツオーもその例外とは思っていないが、ただ前走の武蔵野Sや復帰初戦となった日本テレビ盃にしても、普段どおりの先行押切という競馬をした上で負けていないので、判断が非常に微妙である。

特に前走の武蔵野ステークスなどは、中位差しに転じたわけで、脚質転換を考えているかのような乗り方であった。この期に及んでそんな馬鹿な真似はしてこないと思うが、前走や日本テレビ盃が「行きたくても、行けなかった」のか、それとも「最初から行く気が無かった」のか、または「そう言うことは決めずに出なり」だったのか。いずれにせよその真意は明日になれば分かるのだろうが私としては「行く気はあったし、馬自身も行く気だったが、諸事情で行けなかった」という事にしておきたいのだが…。

まぁ馬券的にはデットーリの怖さは身に染みているので無条件でサカラートは買うが、5頭から6頭程度をピックアップして上手くフォーメーションを組みたいなと思っている。JCはいつも以上に買い目が大事になるレースだけに慎重に考えたいトコだ。
16:35 競馬 comments(1) trackbacks(0)
CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< November 2005 >>
PROFILE
NEW ENTRY
CATEGORY
MOBILE
qrcode
LINKS
RECOMMEND
RECOMMEND
SPONSORED LINK
COMMENT
TRACKBACK
ARCHIVE