博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
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種牡馬傾向を吟味する
データ中心にして馬券を買う人は多いと思うが、一概にデータと言ってもそれこそ千差万別で人それぞれであろう。私の場合、血統というよりも種牡馬の着度数を集積したものを最重要視しているのは、この日記を長い間読んでいる方には良くお分かりかと思われる。ただ私のデータ抽出方はあくまでも『人気のない馬が走った時』に注目する方法であり、基本的に穴狙いになりやすい。だから出走馬にその能力通りに走られたりすると全くみっともない結末を迎えることが多く、言うまでもなく競馬の半分以上はそう言うレースが多い訳で、つまりそれだけ私の馬券は当たらないという事となる。

コース毎に種牡馬着度数をみると、芝の場合どのコースでも概ねサンデーサイレンス産駒が1位になることが圧倒的だ。そこから見ればそのデータを字面で追いかければサンデーサイレンス系産駒ばかりを買っていれば良いと言う事になるのだが、それでは芸もないし、面白みもない。そこでデータ的には着度数ベースでなく回収率ベースで見る事によって違う傾向を見てみようというのが私の基本的な馬券作戦だ。

因みに今週から福島競馬が始まる。開幕週の土曜日は特別レースとして2鞍芝のレースが組まれている。10Rは芝1800Mでひめさゆり賞という3歳500万下のレースだ。3歳500万下という条件は血統的なデータよりもその時点の仕上がりがモノを言うことが多いので基本的に馬券を買わないことが多いが、福島芝1800Mのコース別種牡馬別着度数を見ると、これまた言うまでもなくサンデーサイレンス系産駒らが圧倒的な1位となっている。しかしこれを回収率ベースで見ていくと、トウルビヨン系とノーザンダンサー系産駒が上位を独占する事になる。特にトウルビヨン系産駒の好成績には注目である。単勝、複勝回収率共に高率、しかも勝率も高い。これはノーザンダンサー系産駒も同様だ。そこで登録馬を見ると、面白そうだなと思えるのはヌレイエフ産駒のマルターズホビー、メジロライアン産駒のエステヴァン、チーフベアハート産駒のメルシーエイタイム、ラムタラ産駒のオーソレミオらになるか。

開幕週という事もあり通常時とは少々データに変化があるかもしれないがそうした馬たちの動向に目配せしつつレースを見ることとしたい。
05:12 競馬 comments(13) trackbacks(0)
良かれと思って…
競技においてルールの変更は付き物だ。前に進むためには避けられない事だとは思うが、常にそうした行為がいい方向に進むとは限らない。例えば今年のF1などを見ていると、大幅に弄ったルール変更が競技の面白さを殺いでいる気がしないでもない。今回の変更は常勝フェラーリチームを挫くためにありとあらゆる手を使ってきた、ここ数年の傾向の最終手段という気がするが、所期の目標が達成されたのと同時に競技自体の面白さがなくなってしまっては元も粉もない。これは他の競技でも良く起きる光景だろう。

こうした事はギャンブルの世界でも良く見受ける光景だ。競輪などはそれが酷すぎで、また内部の揉め事などが変な形で噴出して、松本整の抗議の引退みたいな事も起きる訳で非常に難しい問題を内包している。さてルール変更という話題において競艇の世界では、この4月に大きな出来事が起きる。競艇は4月から大規模な新ルール改定を行うのだが、その中でも一番の注目は「プロペラの新基準」である。通常競艇の場合、選手のプロペラは規定の2社の製品を自らが購入し、自分の手で(もしくは業者に指示を出す)加工修正を施し使用しているのが通例だ。ところが新規定では事故防止を含めてぺラの修正加工に枠を設けて厳しく制限する事になった。特に先端部分の厚さをカナリきつめに設定している。

これにより選手の序列や予想段階でのそうした今までのデータの蓄積が無になるとの見解が専らである。SGクラスの選手が突如ダメになったりBクラス選手が突如勝ちだしたり何ていう事が起きないとも限らない。確かにこうした意図的に生み出された混迷の状況という物も一瞬は面白いのだが、ギャンブルとして考えた場合、これが延々と続くとなると話は別で、お客さん離れの原因にもなりかねない。5月には笹川賞というSGのトップ戦が行われるが、ここでどういう事が起きるのか、その動向には今後の競艇がどのような形になるのかという意味を含めて注目が必要かと思われる。
17:55 一般 comments(15) trackbacks(0)
アナログ万歳
地名の由来というのは調べてみると結構面白い。関東地方によくある『富士見台』という地名は言うまでもなくその昔その場所から富士山が見えたからそうなったのが殆どだろう。地名にはその土地土地に纏わる歴史が積み重なっている。そういう地名を「郵便を届けるのに面倒だから」とか「区分けが煩雑だから」とかいう理由で1970年代後半から80年代の初頭にかけて東京ではそうした由緒ある地名をなくして無味無臭の町名に変化させてしまう。別に私は国粋主義者ではないが、鯨尺の廃止も同様だが、この地名の無理矢理変更事件や皇居の傍に出来た昭和館という全く周囲の外観に馴染まないあの変てこな建物の建築を許したりと、この辺の事に関してはどうしたものかと言いたくもなる。まぁそうした愚痴はいいとして、今も古の歴史を刻む地名は東京でも微かながらに残っている。

例えば「御徒町」という地名がある。山手線で言えば上野と秋葉原の間にある駅であるが、この「御徒町」という地名は今現在駅名にのみ残されており地図上ではそのような町名は存在しない。この御徒町の地名の由来を探るには江戸時代まで遡らなければならない。そもそも「御徒」とは江戸時代、徳川将軍家直参の下級幕臣の呼び名であった。御徒らはそれぞれ組に属し御徒組と総称されていたという。彼らが住む屋敷は組屋敷と呼ばれ、他の組も含めそれらが今の台東区に点在していたという。それら組屋敷の中で唯一地名としてその名を残しているのが「御徒町」という名だ。

逆に御徒町と違い「赤坂」という地名はそのまんまの地名だ。外堀通りを赤坂見附交差点を過ぎたあと弁慶堀と赤坂御用地との間を通って迎賓館へ登る緩やかな逆S字型になっている比較的長い坂道、今現在『紀伊国坂』と呼ばれるこの坂が昔は『赤坂』と呼ばれていたのでこの周辺を総称して赤坂と呼んでいたそうだ。では、何故この坂を赤坂と呼んだのか。それには二つの説があり、元々この地にあった『赤根山』に因み『赤根山の坂』が省略されて赤坂になったという説と、昔からこの周辺の土が赤土であった事から転じて赤坂になったという説がある。今の赤坂周辺にはそんな気配すらないがその昔は山がありしかもその周辺は赤土で覆われていたわけだ。

この様に一つ一つの地名にはそれぞれに歴史がある。最近国策により流行となった市町村合併で産まれる新都市名に見受ける芸のなさを見ると、本当に味気ないなと悲しくなるばかりである。利便性を優先してアナログ的なものを排していくのに抵抗を覚えるのは私が年を取ったからかもしれないが。
04:24 一般 comments(0) trackbacks(0)
プロとアマの間に
先週触れたCSの麻雀番組「MONDO21麻雀リーグ」のシリーズ最新であるMONDO21杯の最終戦が今日放送されていた。基本的に麻雀というギャンブルは将棋や囲碁と違い見るよりもやるほうが圧倒的に面白いものだと思うが、今日の対局は後で何度も繰り返して見たくなる位、本当に面白かった。最初から最後まで緊張感ある攻防の連続、熟練のプロが惜しげもなく見せる華麗な手技、テレビ対局であるという前提を見事に理解した各プロの素晴らしい技の数々。流石である。

そしてこの対局を見事に制したのは、これまた先週触れた唯一のプロ以外の参加者であった俳優の萩原聖人であった。しかもこの勝ち方が尋常ではなかった。途切れる事無い集中力を最後まで持続し、その土壇場で物凄い切れを見せ付けた神懸かり的な打ち回し。画面を通して見ていた筈の私なのだが思わず「あっ!」と声を出してしまうくらい、鳥肌モノの打ち回しを最後の最後南4局という土壇場で披露し、奇跡の大逆転勝利を見せてくれた。

ここで思うのは一体プロとは何ぞや?という事である。プロの雀士になるには試験とかいろいろと細かな事があるのだろうが、今日の対局で見せた萩原の打ち方以上の見せる麻雀が出来るプロが果たして何人いるのだろうかと思うことしきりである。プロとアマの境目は本来なら明確なものなのかもしれないが、ことこうした勝負事に関してはある意味では結果が全てとも言える訳で、その結果を残し、しかもその残し方が尋常ではない素晴らしいものであったとするならば、何がプロで何がアマか、結論から言えばそんな定義はどうでも良く、ただ目の前で繰り広げられたそのプレイの結果に拍手するのみだ。しかも勝った相手が最高クラスのメンバーである。誰もこの勝利に文句は言うまい。

それにどうみても参加していたプロの雀士らは、萩原の事をアマチュアとは思っていない様である。多分、同じプロの打ち手として、そして手強い好敵手として同じ視線の範囲内に見ているに違いない。今度行われるという次期シリーズに萩原は自動的にエントリーされるという事なので、迎え撃つ他のプロ雀士の動向含めて、今から対局を見るのが本当に楽しみである。
04:14 一般 comments(0) trackbacks(0)
データ修正
この日記で何度か触れている田中勝春騎手の上級クラスにおけるダートレースでの成績不振(特に中山コースにて)に関してだが、このデータは少々見直しをしたい。エンゲルクレーゼにしてやられた今年のガーネットステークスの時にも見直しが必要かも?と書いたが、正式に見直さないと拙いようだと今日の中山のメインレースを見て再認識である。これを機会にダートの上級クラスで田中騎手の乗る馬を無条件で評価を下げてきた今までのパターンは止める事としたい。しかしよりによってサミーミラクルかぁ…。18は長いと勝手に決め込んでいた自分が馬鹿だった…。

と、いう事でいい機会なのでこれキッカケにして中山ダートコース全体ももう一度見直すこととした。丁度いい事に次回のターゲットのヴァージョンアップでは指数によるデータ集計及び解析も出来る様になるみたいなので、少し時間を掛けながらデータを拾ってみたいなと思っている。砂の入れ替えを図ったと思われる02年以降のデータを集めて、今まで自分の中で決め込んでいたいくつかのセオリーめいたものを洗い直してみたい。地方騎手の中央移籍や岡部騎手の引退などもあり騎手の傾向も随分と変化も出ているし、厩舎データも新進気鋭の厩舎が増えてその辺の傾向も前とは随分変わっている現実もある。見直すには丁度良いタイミングだろう。

データ見直しといえば、来週から始まる福島に関しても同様で、昨年来少しデータに変化が出ている感じがするので、ついでと言っては何だがこれ機会にこちらもデータの洗い直しをしてみたいなと思っている。

因みにこれはデータ見直しとは別件だが、今年の福島地方は昨年に比べてこの3月の天候が余りよろしくない。降水量も昨年より多く、それに比例して日照時間も少ない。福島競馬場がこの冬の間、馬場をどの様に維持していたのか、今の段階では良く分からないが金曜日に発表される馬場情報をチェックしておかなけらばならないなと思っている。万が一、全面的な芝の張り替えなんかをしていたら、この天候状況では芝の根付きが当然悪くなり、開幕週なのに既に荒れた馬場状態という事も考えられる。実は2年前の5月開催の福島競馬場がそう言う状況になっておりその時は馬場も馬券も大荒れという事になった。その辺もあるので今週の公式サイトの馬場状態発表には注目したいなと思っている。今開催の福島は特に芝のレースが多く、日曜日は特別3鞍は全て芝のレースとなっている。それ故に福島の馬場状態にはいつも以上に目配せが必要かと思われる。
03:14 競馬 comments(3) trackbacks(0)
高松宮記念 結論
結論から書くが高松宮記念はキーンランドスワンから入りたいと先週段階で決めていた。理由はこの日記でも度々触れているが今開催の中京芝1200mで人気薄のロベルト系産駒が劇走をしていたからである。因みに今日土曜日もメインの芝1200mで6番人気のチョウカイロイヤルが3着に食い込んでいたが、この馬もロベルト系であるブライアンズタイム産駒。参考までに言えばその前の10Rも芝1200Mであったがそのレースの勝ち馬は人気ではあったがロベルト系産駒であるダービーゾーンだった。

キーンランドスワンは母父がロベルトであり、まんまロベルト系産駒という訳ではないが、今回メンバー中、父母3代中にロベルトの血を持つ馬はこの馬しか該当馬がいない訳で、ここはもう最初から決め打ちである。出来れば内側の枠順が欲しかったが、昨日触れたように中京芝1200Mのフルゲートは最内に入らない限り枠順に大きな有利不利は生じないので、懸念材料も少ないとみる。

さてこのキーンランドスワンは昨年3着だった。今年は昨年と違い前哨戦では勝っており、ここだけみても昨年よりもいい感じだし、しかも去年より今年のほうがメンバーは一枚落ちている。まぁ確かに気になるのは前々走の大敗だが、これは4角でメチャメチャな不利を受けたのが原因でありそこを度外視すれば、前走重賞を文句無しで勝っている訳だし今年はもう少し人気になるかなと思いきや現在単勝7番人気。期待値的にも絶好の狙い目と見ている。

相手には言うまでもなくプレシャスカフェ、デュランダル、ディヴァインライトと同配合のアドマイヤマックスにこのレースと相性が良い福永騎手のメイショウボーラー、実績上位のカルストンライトオまで広げても大丈夫そうだが、一番おっかないのは抜群の中京適性をみせるゴールデンロドリゴ。鞍上も中京得意の赤木騎手、非常に危険な香りが漂う。怖いといえばギャラントアローの人気の無さも気になる。紛いなりにも前走は1番人気の馬だった筈。それが逃げてなんぼの馬が逃げずに惨敗したからと言って単勝6番人気の30倍とは、オッズ的な道理から考えれば、余りに理不尽な状況。押さえるに越した事は無いだろう。

予想はここまでで良いとして、何よりポイントはどんな馬券を買えばいいのか、それに尽きる。迷った時はワイドで、というのも良いがここはもう少しの勇気を持って三連複で。流石に上に挙げた馬を絡めて三連単馬券を買ったら点数が止め処なくなるので今回は自重。今の所三連複かワイドもしくは馬連中心で、と考えている。
03:25 競馬 comments(3) trackbacks(0)
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