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安藤騎手の取捨選択
2004.08.31 Tuesday
新潟記念はレニングラードが差し届かず、馬単で勝負した私の馬券は紙屑となった。後々考えればオッズ的に馬連でも良かったと反省しきりなのであるが、レース展開的には、私が想像していた以上に、思いの他安藤騎手の位置取りが後ろであったのも誤算であった。レース後の本人曰く馬場の悪い内埒沿いを通りたくないとの思惑から、後ろに下げて外側に持ち出して直線勝負にという算段だったようだが、3コーナー過ぎ当たりで馬群がゴチャついたらしく外に持ち出すのに時間が掛かったとの事。本人も悔いが残るレースだったようだ。それでも2着を死守してくれたのだから最低限度の仕事はした感じである。この辺は流石トップジョッキーであると言うべきであろうか。 さて確かに安藤騎手に乗り替りといえば、黙って買いみたいな雰囲気になるのはある意味間違いではないのだが、私の場合、安藤騎手乗り替りに際し一つだけ気をつけている点がある。それはダートの短距離戦での安藤騎手への乗り替りには過信禁物であると言う点である。中央に移籍してから約1年半でのデータに限定するが、ダート1200Mで乗り替わった場合、4番人気以下の馬での勝ち星は今の所1勝のみである(03年3月2日〜04年8月29日まで)全サンプル数74鞍中で勝ったのは1番人気時での4勝を含む8勝しかなく、勝率は10.8%、連対率も33.8%と、余り高くない点は指摘しておきたい。ただ面白い事に芝短距離戦では、ダートとは真逆の結果が出ており、芝1200Mでの乗り替わりでは、信頼度がある程度高いのは同時に覚えておきたい点である。 まぁ確かに元々安藤騎手の場合、他の条件区分と比較するとダートの短距離戦の成績が芳しくないのもあるが、そもそも安藤騎手クラスになると何もしなくても、唯でさえ人気を背負いやすい騎手でもある訳で、それが乗り替わり、しかも若手騎手や余り勝ち星の無い騎手からともなれば、必要以上に人気が集中しやすくなるのも事実。また安藤騎手の手腕により人気薄の馬の劇走を期待する事が多いのもこれまた事実だ。それ故にこのデータは、馬券選択時に、頭の片隅に入れておいても悪くないんじゃないのかな、と思っている。 中央競馬・日曜日の結果
2004.08.30 Monday
今日も朝から競馬に参加。合計で5レース購入。今日は少しだけ嬉しい感じで終わる事が出来たのは何よりだが、一匹大物を取り逃がした痛恨のミスがあった。それが心残りである。 (1)小倉3R 当たり 午前中唯一買ったレース。直前指数97と頭抜けているレガシーコスモの人気が全くない。これは狙い目と踏んで、タイムランクで上位3頭への馬連で勝負。この夏競馬で初めてかもしれない、本当に久し振りの会心の一撃だった。回収率的にはここで今日は止めても良かったのだが、せっかく気分もいい事だし、続ける事に…。だから俺は、ダメなんだ。 (2)札幌7R ハズレ これは結構悔いの残るレースに。人気のニューエスサンデーは出遅れ癖のある馬。同じ人気でも指数安定のメイショウラシャに注目。ここから「馬単」で流す。相手には札幌ダート1000Mで圧倒的な着度数を誇るフォーティーナイナー産駒である芝から替わってきたアスールが本線。その他にタイムランク指数のニジノカナタヘ、ヤマニンカルフール、カソクの上位3頭に流したのだが。馬連ならね… (3)札幌8R ハズレ 指数断然のタツニッコウはスタートでよく休めを打つ馬。しかも今回鞍上が乗り替りで蛯名騎手。非常に嫌な予感が漂ったので、ここは指数2位のタイタニアムから馬連で。スタート直後逃げる素振りも無く従順に控えた瞬間に馬券が外れる予感がしたが、その通りになった。 (4)新潟11R ハズレ 予想的には完璧だった。新潟記念劇走血統であるトニービン産駒のレニングラードが軸。相手はPCI指数の高い逃げ先行馬をピックアップ。エイシンスペンサー、スーパージーン、ニシノセレッソ、サクラデインヒル、トーセンダンディに。特にグレイソブリン系であるニシノセレッソと東スポで中舘騎手が坂口厩舎の3頭の中から真っ先に選んだと言う記事を読んだのでスーパージーン、ここを厚めに『馬単』で買ったのだが…。言葉なしの結末を迎える。 (5)札幌12R 当たり 軸は現級を高評価レースで勝った経験があるウイングランツから。流石に懲りたので馬連で。相手は同距離で連対シェアが高いヘイロー×ノーザンダンサー系と直近指数の高い、計4頭を選ぶ。プリモレディ、ミレニアムダンサー、カミノサイレンス、サムライワールドを。まぁ当たったから、素直に喜べばいいのだろうが、ナンデ馬連で買うと頭で来るのか、私の軸馬は。何か軽い嫌がらせを受けている気がしてくる。 とりあえず最悪の事態は脱しつつあるようなので、来週こそは…。 中央競馬・土曜日を終えて
2004.08.28 Saturday
またその話かよ、しつこいよ、と言われるのを百も承知で再び書くが、道営競馬の2歳重賞「栄冠賞」の結果は、その後の中央でのレース、他地区の地方競馬でのレースに非常に参考になることが多いので要注意だ、という話である。今日の土曜札幌11R、その栄冠賞1番人気で2着になったモエレフェニックスが出走してきた。今日は昨日述べたように仕事だったので、競馬は出来ない予定だったのでさして予想もしていなかったのだが、このレースのモエレフェニックスだけは買っておいた。他の馬の様子が全く分らないので(と、言うか予想する時間が無かったので、相手関係分らず)単勝と複勝を1000円ずつ購入。先ほど帰宅してレースを見たが、見事に快勝。しかし1番人気相手で馬単2,510円というのは結果論とは言え、何とも惜しいことをした。しかも家出る前に買った時は単勝で17,8倍近くあった筈なのだが、終わってみれば10倍強で落ち着いている。当たった喜びよりも「ああ、馬単を買っておけば」とか「もう少し金額突っ込めば」等と言う愚痴ばかりこぼれる有り様。これまた先週からの繰り返しになるが、「当たった!」と素直に喜べる日は、いつになったら来るのであろうか。 まぁそんな私の愚痴などどうでもよい。ここでもう一度おさらいをしておきたい。今年の栄冠賞の結果を振り返る。勝った馬はアブソルートダンス。この間ラベンダー賞に出てきたが、7番人気で5着に敗れた(その時、私の本命馬)そして3着のオリオンザヴィアンはその後旭川で行われたオープンレースであるアドマイヤベガ賞を快勝。4着のテンテンは、その後のレースを馬体重14キロ増で出てきて5着に失速したが今後には注意が必要だ。他にも栄冠賞出走馬には面白い馬が多く、その後の動向には注意を払いたいと改めて思っている。 明日はどうにか午後から競馬が楽しめそうなので、この後店に出なければならないが、帰宅後に今日のレースを見直して予想することにしたい。今の所新潟記念はPCI指数の高い経験値を持つ逃げ馬に注目している。 最後に。小倉の障害レースで常石騎手が落馬して相当の怪我との事。無事の回復と早期の現場復帰を祈りたい。 既に過ぎた2001年、宇宙の旅
2004.08.28 Saturday
イギリスの高級新聞であるガーディアン紙は、生物学者リチャード・ドーキンス氏やハーバード大学の心理学者スティーブン・ピンカー氏など、著名な科学者60人を対象に「科学者が選ぶベストSF映画」のアンケート調査をしてこのたび紙面でその順位を発表した。注目の1位は(私には意外だったが)なんと「ブレードランナー」だった。私に取ってこの映画の圧倒的な魅力は、近未来のロスの造形と、そして人造人間役のルトガー・ハウアーの圧倒的な存在感である。ハウアーはこの後「ヒッチャー」というトンでもなく怖ろしいサスペンス映画に出演していたが、そこでも凄まじい存在感を醸し出していた。時折お客さんに『ゾッとするような映画は無い?』と聞かれると、迷わずこの「ヒッチャー」を挙げる程である。 さて気になる2位以下はどうかというと、2位は「2001年宇宙の旅」3位は「スター・ウォーズ」と「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」が、4位は「エイリアン」、5位は「惑星ソラリス」となっている様だ。 そこで私のSF映画ナンバーワンを考えるのだが、迷うことなく即決、それは何かと言えば、文句無しに、「2001年宇宙の旅」を推したい。この映画を一言で言えば『絶望』の話である。有名なオープニングのシーンにその全てが収斂されている。空から落ちて来る骨を人類の祖先である猿が拾い上げる。つまり道具を始めて猿は得た。そこで猿達は何をするかといえば、その骨を持ち、他の猿を殴り付け、生存を賭けた闘いを始めるのだ。正に進歩をする為に自分以外を抹殺しなければならないという人間の非情さを残酷さを端的に表す衝撃的なシーンである。 確かに極端に少ない台詞も関係して、この作品はストーリーが難解という評価が多いが、話のキモは単純で、有史以来愚かな行為を繰り返す人間という生き物への絶望感が根底にある。戦争中ナチから迫害を受けたキューブリックらしく、映画の至るところにナチ関連の言葉が見受けられているが、その辺も映画のテーマと関係しているに違いない。この映画のラストは、宇宙船のPCの氾濫をも制圧した乗組員が一人残り、そしてその瞬間、画面から消えて、スターチャイルドという新たな生命体が誕生して映画は終わる。つまり人間は全部の敵対するものを潰し終えると、最後には自分をも潰し消し去るしかなくなり、そして輝かしい未来は人間に替わる生命体に託そうではないか、という物凄い結末を迎える訳である。まぁこれらは、私のかなり偏見の入った「2001年」の解釈だが、何度見ても楽しめるこの映画の凄さは今も色褪せない。 新潟記念展望
2004.08.27 Friday
今週の新潟では夏競馬恒例の新潟記念がある。このレースは、血統的に際立った傾向が出やすいレースでもあるので前もって書いておきたい。去年も書いたがこのレースはトニービン産駒の健闘が目立つ。因みにコース改装後の過去3年の複勝圏内馬の血統を列記してみると 01年 SS(トニービン)-デインヒル-ロドリコデトリアーノ 02年 トニービン-SS(ルファビュラス)-トニービン 03年 トニービン-アンバーシャダイ-キングマンボ ※SS=サンデーサイレンス()内は母父 と、明らかにトニービン産駒が圧倒しているのがお分かりかと思う。今年の登録メンバーを見るとレニングラードと系統で括ればニシノセレットも入るか。この2頭が出てくるなら無条件で注意を払いたい所だ。 さて血統データ以外に偏りはあるかを調べてみるのだが、新潟は00年に全面的なコース改装があった為に余り過去のデータが引用しづらい。そこで新潟芝2000M外回りAコースの基本的な傾向を探る事にしてみる。一番の違いはBコースと違い逃げ先行馬が不利にならないという点だろうか。新潟の芝2000MのBコースは典型的な差し馬天国になりやすいのだが、Aコースに関しては、ノーマルな結果が出ている。つまり逃げ馬の単勝、複勝回収率が一番高いというパターンだ。4角3番手以内の馬が単複回収率で100%以上を確保している点から見ても、直線長いとは言えローカル特有の展開になっているという事であろう。ただ新潟記念自体は上がり勝負になるのが毎年恒例のことなので、単なる逃げ馬というのでなくPCI指数の高い値を持つ逃げ馬に注意が必要かなという気がしている。 思ったよりも枠順の有利不利は余り無い。新潟芝は外枠有利的な傾向が浸透している点を考えれば、結構1番枠が頑張っているのは覚えておいて損はないデータかもしれない。まぁこんな感じで展望しているが、先週と違い今週は少し私用が重なり満足に競馬が楽しめそうに無い感じだ。こういう時に限って予想が当たったりするからイヤになる。とか言っていて外す事も多いのだが。 少し早めの五輪感想 その2
2004.08.26 Thursday
下から続く その辺を踏まえ私として今回の躍進の原因は、全国各地にあるスポーツクラブをベースにした基本の徹底が根底にある気がしている。体操にしても水泳にしても勿論サッカーにしてもそうだがジュニア時代からの育成の成果がここに来て漸く出ている様だ。しかも五輪の場に出て結果を出せなかった人々がその反省をし、指導者になり次世代に伝えようとしている「連続性」を感じずにはいられない。 運動競技の進歩は、裾野を如何に広げるかだ、というのが私の持論だが、結果を残した彼らはいわゆる「体育教育」の中からではなく、地域にあるスポーツクラブから出てきた選手が多い。また積極的に若い時期から世界の舞台に選手を送り出す事によって、その経験地を積ませて行ったのも大きい。その競技に携わる各企業における資金援助や競技関係者の熱意によりその底辺が支えられている。例えば女子アマレスの浜口親子、特に父親の存在がどれだけマイナースポーツだったアマレスをこれだけメジャーにしたのも彼の存在が大きかったのは言うまでもない。勿論結果が伴っているからこそのパフォーマンスであるが、マイナー競技にメディアが注目する事の重要さ、スポンサーがつくことの大事さは、世界に出る為の支援が得やすい状況をこしらえるという点で極めて大きな要素である。報道されて当たり前の世界にいるスポーツ競技の人間にはこの辺の事情は分らないだろうし、伝えるマスコミ側はもっと分っていないのが残念である。例えばバレーの選手などは海外遠征のとき、協会側にお金が無いのであの大きな身体の選手達がエコノミーにすし詰め状態で何時間もフライトしなければならない。そういう現実は踏まえておきたい。 故に今回の躍進理由として良く聞く『今の若者は昔と違い変な期待など感じず「楽しんで」「自分の為に」やっているから好成績だ』なんていう言葉ほど私には虚しく聞こえるものは無い。選手は知っている、自分がこの場に立てているのは、周囲の人の応援や支えがあったからだという事を。だから全てを投げて賭けた自分の為に、そしてそうした応援してくれた人々の為に、最高のプレーをする為に頑張るのだ。だからこそ、そうして苦しみ抜いて得た素晴らしい結果に選手は弾けんばかりに喜び涙し、得られなかった時に悔しがり涙するのである。試練は人を鍛え経験は人を大きくする。スポーツの素晴らしさを改めて噛み締める。
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