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波の向こうに見えるもの
 昨日の津波騒動を見ていて、かつて国策捜査で消された地震学者・島村英紀が話していたことを思い出す。島村は以前から「気象庁の津波警報は図らずもオオカ ミ少年化している」として構造的な問題を指摘している。98年5月4日沖縄九州四国本州の南岸に最大3mの津波来襲する恐れという警報がでたが実際に来た津波はわずか数センチだった。震源は石垣島南方沖 M7.7。津波で100人以上亡くなった83年の日本海中部地震と同規模。同規模地震が同場所で起きても地震断層の動きが違えば津波の高さは変わる。地震では震源からP波とS波という地震波が出る。P波が先に進みS波は遅れるが今の津波警報の仕組みではP波だけを使い計算している。S波は震源で地震断 層がどう動いたかについて大事な情報を運んでくるのだがS波を待ってからでは間に合わないからだ。

故に地震の震源と地震の規模だけが分かった段階で考えられる最大の津波を想定し警報を出す。しかし地震断層の走り方によっては実際の津波の振幅が想定の何 百分の1にもなる。そこで島村は「津波警報のオオカミ少年化」防止のために日本列島周囲の海底に海底津波計を配置する事を説く。島村がいう海底津波計は、震源の近くで沖合にいるときの津波の高さや波形を観測する。これらのデータが分かれば発生したその津波が陸に近づくにつれてどう 震幅が大きくなるかはすでに知られているから、陸を襲う津波の正確な高さが予測できるというもの。島村は常日頃から突然の大地震による震災はともかく、地震が起きてから十数分から数時間後に襲ってくる津波の被害は適切な予測と避難があればかなりの程度 まで避けられると言っている

島村は地震予知という学問はインチキに近いとし、東大地震研を中心としてその学問に予算を重点的に配分する今の日本の地震行政に対して常に批判をしてき た。だからある種の人らに目障りだったらしく、小泉政権時代に意味不明の犯罪で捕まってしまうという目にあったんだろう。つまり今回の「津波の危険性について過大な予測をした」として気象庁が謝罪した件をどう捉えるか。島村的見地に立って語れる人が出てくるのかどうか。今ま で同様出来る訳ない地震予知に予算を突っ込み続けるのかどうか。今回の問題は、地震学が置かれている構造的問題に関わっている。

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コメント
省一分?就是?一分?。
| ?国?尚?物起? | 2016/10/27 4:07 PM |
我?真正体会到客?就是上帝!
| ?国女装品牌网站 | 2016/12/30 6:12 PM |
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気象庁 ライブカメラ
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