博打を、興行を、画面の中を、時々語ってみる
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愛は勝つ 3.6ゼロワン両国大会観戦記
先週の日曜日、両国国技館にプロレスを観に行った。最近、吉川の健介オフィス興行ばかりに行っていて、大会場でのプロレス観戦は本当に久し振りになる。その興行とはゼロワンの10周年記念大会。私の目的は橋本の息子のデビュー戦を見ることだ

会場はそれなりの客入り、満員発表しても文句は言いません(笑)私はプヲタ2人であーだこーだと言いながら、結論から先に言えば、最初から最後まで存分にプロレスを楽しめた。一番プロレスを感じられたのは、日高と伊藤の試合。非常に地味に見えたこの試合だが、プロレスラーの地肩の強さを存分に堪能できた。試合終了後、殆ど息を乱さぬ日高と、全身から疲労感を漂わせている伊藤の姿が全てを表していたと思う

大地vs蝶野の試合は、久し振りに試合巧者蝶野を見れたのが嬉しかった。橋本ジュニアは予想以上に頑張っていたが、これも蝶野の巧みさによる。現在新日に所属しているレスラーにもう少しこの蝶野イズムが引き継がれていたら・・・・と、ふと思ったり。しかしあの橋本の息子がレスラーになったか、と思うと非常に感慨深くなる。そりゃあ俺も年を取ったわけだ

この日のゼロワン大会のゼロワン的な意味で一番大事な試合はセミの試合だったと思う。崔がどれだけ説得力をもって団体のトップとして存在できるか、そういう意味でメイン、そしてセミの前に保険をかけていたわけだが、結果的に言えばそれはイマイチ、厳しく言えば失敗だっただろう。セミは、小橋イズムを継承したかのような関本の王者っぷりが堪能できた試合であり、正直崔の良さは殆ど見られずに終了してしまった。それは試合終了後、会場に流れた空気感が如実に表していたと思う。これから崔のチャンピオンロードは結構茨の道のような気がするけど、是非とも頑張っていただきたい。

さてメイン。如何にも大谷らしい試合で、そして大谷らしく、ゼロワンらしく、大将が散って興行終了という形になった。試合終了以後、マイクを持つ大谷の姿、リング上に上がった星川の姿を見ながらあの旗揚げ戦を観に行った時のことを思い出した。言うまでもなくゼロワンは橋本の団体だった。その全てが橋本らしい、やんちゃで、無秩序で、無鉄砲で、そして雑で(笑)、でも八方破れの楽しさがあるごった煮みたいな団体であった。

その団体の顔、橋本の死から幾年が経った。その忘れ形見を立派に育ててデビューさせ、無謀と言われた両国大会を此の様な形で無事成功裏に終わらせた。これまで資金難、内紛、いろいろとあったであろうことは聞いている。しかし大谷以下、トップの人々がこうして団体を存続維持させ、どうにかここまでやってきたのだ。

最後団体所属選手が全員リングにあがり勝鬨をあげている姿を見ながら、この10年間という月日を経て、ゼロワンという団体は、橋本真也の団体から大谷晋二郎の団体となったのだと改めて思えた。興行の全てが終わった後に会場に流れたのは「愛は勝つ」、その歌声の後ろから、プロレスを信じたものが必ず最後に勝つんだ!という大谷の心の叫びが聞こえたような気がした。

ゼロワンが最高なのかは脇に置くとして(苦笑)プロレス最高ということは改めて感じられた、そんな両国大会だったと思う。ゼロワンファンの皆さん、おめでとうございます。そして大谷晋二郎、ありがとう。

追伸、オッキーの声は相変わらず聞き辛いな(苦笑)
<3.6 観戦記>
03:17 格闘技 スポーツ comments(7) trackbacks(0)
交渉決裂
今日はドラフト。野球ファンにすると最近は育成枠まで楽しみが広がりSKY Aの完全中継も最後の最後まで目が離せないが、それにしても横浜である。漏れ聞く話を総合するに、今回の横浜ベイスターズの売却は横浜スタジアムとの契約条件見直しがされない場合、普通の会社なら何処も買わないだろうなと思わせる。今回の交渉において仲介に入ってた野村證券も一番肝心な球場問題をぼかして話しを持ち込んだ気配濃厚な交渉経過である

しかし今回の球団売却騒動でTBSの番組が相手企業のことを「売名目的?」などといって報じていたそうだけど、もしもそれが本当だったら報道機関としてもそうだが、企業としても最悪だ。自分達の経営ミスを棚にあげてよく言うよ突っ込みたくなる。TBSサイドの幹部連中が交渉相手に野球文化を守って欲しいとか言ってたそうだけど、何の冗談なのかなと皮肉の一つも言いたくなる。斎藤祐樹人気を当てこんでドラフト生中継、そしてゴールデンタイムで斎藤密着ドキュメント放送するのに日本シリーズは数字取れないからといって放映権を放棄する局が野球文化をどうこうなどと言えるのだろうか。

今回の件でTBSが決定的にダメ企業だなと思うのは、こうした一連の交渉を他の企業が見ているという意識を殆ど感じないところだ。そもそも球団オーナーが最初から旧知のお仲間の記者相手に交渉ごとの中身をペラペラ喋り、軽口叩いて喜んでいる段階で「終わっている感」は漂ってたが、今後の展開も非常に思い遣られる状況と言わざるを得ない。
02:14 格闘技 スポーツ comments(1) trackbacks(0)
どちらが「従」であるべきなのか
 少し斜めの視点から今回の横浜ベイスターズの身売り騒動を興味深くみている。私の興味は数百億が動くようなビックビ ジネスなのに交渉当事者で、しかも売却する方のTBS関係者の口の軽さ、節操の無さに集中する。ある事ない事、お仲間相手によーくしゃべること。 呆れるばかりだ。

一昨日になり球団売却の交渉相手の会社がこういうTBSサイドの態度に不快感を表明しているが当たり前だろう。一方は交渉時の決め事として守秘義務をきっちり守っているのに、一方が売却後の人事までしゃべりだす。日本のメディアが企業としても壊れ掛かっているのを如実に表している好例だ。しかも相手サイドが不快感を示したことが伝わると、オーナー自らが自虐的なコメントを出し、記者相手に笑いを取るいう始末。反省のハの字も見当たらない。いい気なもんだ。交渉事に主従関係がないのは理想だろうけど、今回の場合、あんまり後先を考えずに手を出した自分たちが、経営方針をミスった挙句に、経営難でギブアップした訳で、その無責任さを他企業に助けてもらおうという話ではないか。明らかにTBSは「従」の態度で望むべき案件だろうに。それが守秘義務を一方的に無視して、交渉事を話、人事や経営方針まで口を出す。神奈川県知事が真っ先に批判すべきは、買い手の発言でなく、まずはTBSのこのおちゃらけた、フザケた態度に向かうべきだ。それが筋だろう。

今回の横浜球団の身売り騒動は思わぬものを可視化している。交渉しているTBSの傲慢かつうかつな態度、そこに関連した神奈川県知事の発言などを見てもそうだが、こうした有様は、どうして観客動員が伸びず、チームが強くなれないのかその根っこを映し出しているかのようである。ベイスターズファンの人は、こういう情けない様子を見ながら、さぞかし歯 痒い思いをしているだろう。直近でも、田代という有能な打撃コーティング出来る人材を、道具みたいに利用してポイ捨てした挙句に、中日に取られるという失態を演じているが、どうにもこうにも如何ともし難い空気が球団から漂っている。
19:16 格闘技 スポーツ comments(1) trackbacks(0)
インディージャパン 観戦雑記
 今日はツインリンクもてぎに行ってきた。そう、インディージャパンを観戦してきた訳である。レース結果はこれから日本テレビで放送されると思うので割愛するが、過去数回観戦してきたが、今年一番の驚きは、とにかくお客さんが多かったこと。 悲しい話だが、過去の観戦ではレース観戦後、レース場から出るまで比較的スムーズに出ることが出来ていたのだが、今日は違った。鈴鹿のF1とまではいかないが、結構な渋滞に巻き込まれたのがその証左だろう。

 しかしこの不思議な現象。理由は何か?この一年間で急にインディーカーレース人気が高まったという感じではない。じゃあナンデだ?会場についてそれはすぐに分かった。横断幕の多さ、そう佐藤琢磨の人気によるところが大きい。もしかしたらこの事について、不満があるインディーファンがいるかも知れないが、過去数回あまり客数が芳しくない状況で見た経験のある私には、ガラガラのスタンドで見ることになるよりもずっといいじゃないかと思うわけで。

それに私自身琢磨が嫌いじゃないし(むしろ好きな選手でもある)琢磨キッカケでもいいから、会場にお客さんが来てくれない事には、これから先、日本での開催がなくなってしまう可能性が高まるだけだ。その期待に答えて、現状できうる中でのベストの走りを見せてくれた。インディーでも苦戦が続く琢磨であるが、今年極めて苦しい状況になっている武藤もそうだが、モータースポーツ界全般において日本人レーサー受難の時期だけに、彼等には本当に頑張って欲しいと願わずにはいられない。
23:20 格闘技 スポーツ comments(2) trackbacks(0)
その目が見つめる先 健介オフィス興行雑感
先日の日曜日、健介オフィス興行の大会に行ってきたが、興行師である北斗晶は、凄いなと改めて思った。会場が超満員はあたりまえだが、体育館の前は出店が立ち並び子供たちも多数来場。吉川市役所と提携しているようで殆ど市が主催している夏祭り大会と化していた。バスなどの公共機関まで提携、動員されていた。プロレスのルール説明なども開催。観客へのサービスも行き届いていて既存のプロレス団体は負けているなと痛感。ドラゲーすら不可能な、家族向け相手の商売している。

会場のお客さんは完全に今のプロレス界の流れとは違うお客さん。お客さん同士の会話を聞くと十数年振りに見に来たという人もチラホラ。何より北斗が凄いと思ったのは彼女の今の置かれた状況なら芸能人の一人や二人をブッキング出来たと思うんだが、絶対にそういう事をしない。

女性客、しかもカッコよさに興味をもつお客さんでなく、子供つれた主婦層、ここにTARGET絞って狙い定めている。そこに付随して昔プロレス見て いた旦那さん、それから昔プロレスに熱狂していた爺さんと婆さんまで視野に入れている。既存団体が完全に見落としていて、しかもお金をある程度持っている客の掘り起こしをしている。私のような興行ヲタとして非常に拾えるものが多かった興行だった。特にリング外の部分で。この視点はプロレスマスコミ的にはスルーされると思うけど、メ ディアが本気でプロレス復興考えるなら、この興行にはたくさんのヒントがあったと思う。いろいろな答えの大半は、この日の吉川に落ちていたと思う
23:33 格闘技 スポーツ comments(3) trackbacks(0)
東京ドームにて
今日は久し振りに東京ドームに野球を観に行ってきたが、ここ最近の傾向だが随分と客層がまばらになってきたなとの印象が更に強まってきた感じで実に興味深かった。私はサッカーではレイソルのファンでもあり、スタジアムに足を運ぶこともあるけれども、サッカーよりも野球のほうがお客さんの層がバラけている感じで、これはサッカーファンからすると、少し危機感を持ったほうがいいんじゃないかなと以前から思っているんだが、今日のドームの客層を見てその思いを尚更に強く抱いた。

今回のサッカー日本代表の大活躍で、ワールドカップ終了後再開されるJリーグのスタジアムにもファンが足を運ぶことが増えるかもしれないが、そのチャンスを逃さずにしないといけないだろう。事実、野球の場合、特にジャイアンツの場合、WBCの影響を上手く取り込めた感じもあり、それまでも地味に変化はしていたけれども、昨春から客層が更に幅広くなった感が強い。

プロ野球も地上波テレビの視聴率は低迷続くプロ野球だが、BSデジタルでの放送は視聴率、広告販売ともに好調でテレビ局的にはそれなりの収益を上げている原因とも聞く。今までの収益のロールモデルは崩壊しているが、新しい形のモデルができかかっているのも事実。随分と若返ったスタンドの雰囲気を堪能しながら、痺れる試合を観戦。結果的にも素晴らしく、今日は久し振りに休日を楽しめた感じだ
23:02 格闘技 スポーツ comments(18) trackbacks(0)
さらば、ドルジ!
 朝青龍が引退した。残念だ。しかしこんな最高のヒールを手放すなんて、相撲協会はバカとしか言い様がない。興行を分かっていないなとつくづく思う。若貴引退後、日本の相撲界を興行的に支えてきた最高の立役者をこうして放り出す。でも今に始まった話じゃない、曙も小錦もみんな役目を終えたらポイッ!と使い捨ててきたしね。流石国技である(これは皮肉ですが)

伝統だ、何だというけれども、相撲ほど実は『今』を積極的に取り込んで変化してきたモノはないんだけどな。ビデオ判定なんて世界に先駆けて導入したんだしそれこそ仕切りの時間もテレビに合わせて短くしたしね。もっと言えば競技の質すらも変えてきた訳だ。現代の相撲は、そうやって時代に合わせてサバイブしてきたのである。そうした変化の末の今の相撲を我々は好いて、見ているのである。

しかし返す返すももったいない。国技館の二階席最上段からでもオーラを感じる関取なんてそうそう出てこないよ。朝青龍が姿を見せるだけで会場の温度があがるんだから。 それはナマで見たことある人なら誰もが分かってくれると思う。金を払って好きこのんで観に行く相撲好きの私としては相撲とは取り組みが面白い事が全てあ り、そういう意味で今の朝青龍は相撲界にとって最高のマネーメイキングスターなのにな。今回の騒動、その背景を考えるに個人的に不審なこと、疑問なことばかりが残るけれども、かつては大鵬や北の富士を許容してきた我々社会は、朝青龍を許容出来無いと言うことなのかな。憎まれっ子世に憚る、を正に地を行く彼のここまでの道程を振り返るに、ドルジには、今まで面白い相撲を見せてくれてありがとうという感謝の言葉しか出て来ない。ホントにお疲れ様でした
19:07 格闘技 スポーツ comments(6) trackbacks(0)
天才降臨
 今日は東京ドームでプロレス始め。仕事に間隙をぬって会場まで行ってきたが、まぁ細かな点で言いたい事はいろいろとあるが、結論から言えば楽しい大会だった。興行回顧は後で触れるとして、とにかくこの大会最大の見物は丸藤vsタイガーマスク、潮崎vs棚橋の2試合に尽きる。プロレファンならこの二試合は見ていて損はないハズ。特に丸藤正道の天才ぶりを改めて実感する。三沢亡き後、プロレス界はこの男に任せておけば問題はない事を改めて認識した。次週以降のテレ朝で中継されるであろうこの試合を是非ともチェックしていただきたい。
23:25 格闘技 スポーツ comments(2) trackbacks(0)
さらば、J1
又しても、屈辱の降格。もはや言葉無し。怒り、悲しみを通り越し、唯々情けない事この上無し。今年の元旦は国立競技場にいたんだぞ!我がチームは、同じ過ちを何度繰り返せば済むのだろうか?誰か答えを教えておくれよ
22:05 格闘技 スポーツ comments(1) trackbacks(0)
There is no word
日曜日にあったWOWOWの生中継をチャンネル間違いで録画し損ねると言う失態を演じた為、出来うる限りニュースから離れて漸く昨日あった再放送を見る。そこまでして見たかった試合、それはリアル・パウンドフォーパウンド、アジア人史上最高のボクサー、マニーパッキャオとプエルトリコの英雄、難攻不落の強固なファイター、ミゲール・コットとの一騎打ち。今年のボクシング界、最高のカードだ。場所はラスベガス、会場は超満員、リングサイドにはヤンキースのジーターをはじめセレブレティーが大集結。ラスベガスでは今年最後の大祭典、否が応でも気持ちは高ぶる。そして試合は始まったが・・・・

パッキャオ、強すぎ。

パッキャオの前回の試合であるハットン戦は、パッキャオの天性のタイミング勘とパンチの凄さ、そしてスピード感をまざまざと見せ付けられた凄い試合だったが、試合自体が3ラウンドで終わってしまったが故に衝撃は大きかったがウェートをあげてきたパッキャオがその重さに耐え切れたのかが分らない流れであり、それ故に強靭な強さを感じずに終わった。凄い試合だったが再現性は薄い試合で、あの試合をもってパッキャオが体重差を克服したとは言い切れない試合でも合った。

しかし今回は違う。あのコットを全ての面で凌駕して見せた。パンチ、スピード、そしてスタミナ。ボクサーとしての総合力を見せ付けての勝利。階級を超えてチャンピオンになる選手は多いが、これほど短期間にウェートをあげて各階級のベストファイターを軒並み倒し、しかもスピードもパンチ力も衰えないと言うのは驚異としか言いようが無い。最早彼を形容する言葉すら浮かんでこない。言葉なし。我々ボクシングファンは、階級は違えど、マニーパッキャオと長谷川穂積と言う世界ボクシング史にその名を残すアジア人ボクサー二人をリアルタイムで見る事の出来る幸せに立ち会えている幸せを噛み締めたい。

さて、次は誰だ?モズリー?マヌケス?いや、やっぱり見たいのは・・・・メイフェザー?もしも実現すればタイソンvsホリフィールド以上のスーパーファイト、多分史上最高のファイトマネーが動くようなトンでもないビッグマッチになりそうだ。
16:47 格闘技 スポーツ comments(1) trackbacks(0)
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