愛は勝つ 3.6ゼロワン両国大会観戦記
2011.03.09 Wednesday 03:17
先週の日曜日、両国国技館にプロレスを観に行った。最近、吉川の健介オフィス興行ばかりに行っていて、大会場でのプロレス観戦は本当に久し振りになる。その興行とはゼロワンの10周年記念大会。私の目的は橋本の息子のデビュー戦を見ることだ
会場はそれなりの客入り、満員発表しても文句は言いません(笑)私はプヲタ2人であーだこーだと言いながら、結論から先に言えば、最初から最後まで存分にプロレスを楽しめた。一番プロレスを感じられたのは、日高と伊藤の試合。非常に地味に見えたこの試合だが、プロレスラーの地肩の強さを存分に堪能できた。試合終了後、殆ど息を乱さぬ日高と、全身から疲労感を漂わせている伊藤の姿が全てを表していたと思う
大地vs蝶野の試合は、久し振りに試合巧者蝶野を見れたのが嬉しかった。橋本ジュニアは予想以上に頑張っていたが、これも蝶野の巧みさによる。現在新日に所属しているレスラーにもう少しこの蝶野イズムが引き継がれていたら・・・・と、ふと思ったり。しかしあの橋本の息子がレスラーになったか、と思うと非常に感慨深くなる。そりゃあ俺も年を取ったわけだ
この日のゼロワン大会のゼロワン的な意味で一番大事な試合はセミの試合だったと思う。崔がどれだけ説得力をもって団体のトップとして存在できるか、そういう意味でメイン、そしてセミの前に保険をかけていたわけだが、結果的に言えばそれはイマイチ、厳しく言えば失敗だっただろう。セミは、小橋イズムを継承したかのような関本の王者っぷりが堪能できた試合であり、正直崔の良さは殆ど見られずに終了してしまった。それは試合終了後、会場に流れた空気感が如実に表していたと思う。これから崔のチャンピオンロードは結構茨の道のような気がするけど、是非とも頑張っていただきたい。
さてメイン。如何にも大谷らしい試合で、そして大谷らしく、ゼロワンらしく、大将が散って興行終了という形になった。試合終了以後、マイクを持つ大谷の姿、リング上に上がった星川の姿を見ながらあの旗揚げ戦を観に行った時のことを思い出した。言うまでもなくゼロワンは橋本の団体だった。その全てが橋本らしい、やんちゃで、無秩序で、無鉄砲で、そして雑で(笑)、でも八方破れの楽しさがあるごった煮みたいな団体であった。
その団体の顔、橋本の死から幾年が経った。その忘れ形見を立派に育ててデビューさせ、無謀と言われた両国大会を此の様な形で無事成功裏に終わらせた。これまで資金難、内紛、いろいろとあったであろうことは聞いている。しかし大谷以下、トップの人々がこうして団体を存続維持させ、どうにかここまでやってきたのだ。
最後団体所属選手が全員リングにあがり勝鬨をあげている姿を見ながら、この10年間という月日を経て、ゼロワンという団体は、橋本真也の団体から大谷晋二郎の団体となったのだと改めて思えた。興行の全てが終わった後に会場に流れたのは「愛は勝つ」、その歌声の後ろから、プロレスを信じたものが必ず最後に勝つんだ!という大谷の心の叫びが聞こえたような気がした。
ゼロワンが最高なのかは脇に置くとして(苦笑)プロレス最高ということは改めて感じられた、そんな両国大会だったと思う。ゼロワンファンの皆さん、おめでとうございます。そして大谷晋二郎、ありがとう。
追伸、オッキーの声は相変わらず聞き辛いな(苦笑)
<3.6 観戦記>
会場はそれなりの客入り、満員発表しても文句は言いません(笑)私はプヲタ2人であーだこーだと言いながら、結論から先に言えば、最初から最後まで存分にプロレスを楽しめた。一番プロレスを感じられたのは、日高と伊藤の試合。非常に地味に見えたこの試合だが、プロレスラーの地肩の強さを存分に堪能できた。試合終了後、殆ど息を乱さぬ日高と、全身から疲労感を漂わせている伊藤の姿が全てを表していたと思う
大地vs蝶野の試合は、久し振りに試合巧者蝶野を見れたのが嬉しかった。橋本ジュニアは予想以上に頑張っていたが、これも蝶野の巧みさによる。現在新日に所属しているレスラーにもう少しこの蝶野イズムが引き継がれていたら・・・・と、ふと思ったり。しかしあの橋本の息子がレスラーになったか、と思うと非常に感慨深くなる。そりゃあ俺も年を取ったわけだ
この日のゼロワン大会のゼロワン的な意味で一番大事な試合はセミの試合だったと思う。崔がどれだけ説得力をもって団体のトップとして存在できるか、そういう意味でメイン、そしてセミの前に保険をかけていたわけだが、結果的に言えばそれはイマイチ、厳しく言えば失敗だっただろう。セミは、小橋イズムを継承したかのような関本の王者っぷりが堪能できた試合であり、正直崔の良さは殆ど見られずに終了してしまった。それは試合終了後、会場に流れた空気感が如実に表していたと思う。これから崔のチャンピオンロードは結構茨の道のような気がするけど、是非とも頑張っていただきたい。
さてメイン。如何にも大谷らしい試合で、そして大谷らしく、ゼロワンらしく、大将が散って興行終了という形になった。試合終了以後、マイクを持つ大谷の姿、リング上に上がった星川の姿を見ながらあの旗揚げ戦を観に行った時のことを思い出した。言うまでもなくゼロワンは橋本の団体だった。その全てが橋本らしい、やんちゃで、無秩序で、無鉄砲で、そして雑で(笑)、でも八方破れの楽しさがあるごった煮みたいな団体であった。
その団体の顔、橋本の死から幾年が経った。その忘れ形見を立派に育ててデビューさせ、無謀と言われた両国大会を此の様な形で無事成功裏に終わらせた。これまで資金難、内紛、いろいろとあったであろうことは聞いている。しかし大谷以下、トップの人々がこうして団体を存続維持させ、どうにかここまでやってきたのだ。
最後団体所属選手が全員リングにあがり勝鬨をあげている姿を見ながら、この10年間という月日を経て、ゼロワンという団体は、橋本真也の団体から大谷晋二郎の団体となったのだと改めて思えた。興行の全てが終わった後に会場に流れたのは「愛は勝つ」、その歌声の後ろから、プロレスを信じたものが必ず最後に勝つんだ!という大谷の心の叫びが聞こえたような気がした。
ゼロワンが最高なのかは脇に置くとして(苦笑)プロレス最高ということは改めて感じられた、そんな両国大会だったと思う。ゼロワンファンの皆さん、おめでとうございます。そして大谷晋二郎、ありがとう。
追伸、オッキーの声は相変わらず聞き辛いな(苦笑)
<3.6 観戦記>